長尾一洋オフィシャルサイト

ブログではない雑記

ブログではない雑記について・・・
何年も前から、ブログを書け、ブログでアクセスを増やせ、と色々な人に言われてきたが、私にはブログを書く勇気がない。
何しろあのコメントとかトラックバックというのが怖い。
何を書かれるのか、どんな反応が返ってくるのかと考えるだけで胃が痛む。
ということなので、これはブログではなくただの雑記である。コメントもトラックバックもなく、ただ私の思いを書きつのるだけ。
ご容赦下さい。
異論、反論がある方もいらっしゃるでしょう。その場合は黙ってこのサイトから離脱していただいて結構です。
不愉快な思いをさせて申し訳ありませんでした。

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同意、賛成、アドバイスなど前向きなご意見をお持ちの方は、是非私を勇気付けて欲しいのでメールを下さい。
私は職業柄、セミナー講師をやったりするので、そこでアンケートを書いてもらうのだが、たまにいただく厳しいご指摘は私の心を著しく傷つけます。
自慢ではないですが、通常はほぼ9割9分が「参考になった」「大変参考になった」とお答えいただきます。それでまぁ確かに自信過剰になっていたりする
部分もあると思います。そこに厳しいご指摘が書かれると、めったにないことだけに心が受け止め切れません。しかしセミナーのアンケートはプロとしてお金をもらった上でのことだから、甘んじて受け容れ、改善しようと努力する。
しかし無料で書いたブログに厳しいご意見があるのは、辛いです。耐える根拠を見つけることができないのです。お許しを。

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朋あり遠方より来る自主参加イベント

2009-01-20

 12月決算で1月から新年度がスタートする私の会社では、毎年恒例で1月中旬に経営方針の発表を全社員集めて行う。全社員と言っても、自主参加で強制ではないので、100%ではないが、9割程度は毎年参加してくれる。何か事情がある人を除けば100%と言えるだろう。普段、顔を合わせることの少ない地方拠点の社員に久しぶりに会えるのは楽しみだし、社員同士も楽しみにしているようだ。普段はメールや日報、テレビ会議などでやり取りしていても、やはりリアルに会うコミュニケーションは違う。普段のバーチャルなやり取りがやり易いように、こうしたリアルな場を年に2度、1月の「全社大会」、7月の「フットサル大会」として設定している。半期に一度の経営方針発表という場でもあるが、全社が集まるイベントでもある。自主参加だからイヤイヤ参加する人がいないのがいい。
 今年は静岡の焼津で行った。行先やプログラムは社員(ホスト部署)が企画してくれる。土曜日の午前移動で、午後は全員で集まって方針発表だ。事前に内容などは告知しているが、生で説明することで細かいニュアンスも伝わる。詳細はここには書けないが、ピンチをチャンスに変える積極策で行く。というか、毎年積極策だ。どうせ仕事をするならチャレンジャブルにしたい。やってダメなら修正すればよい。低い目標で仕事をしたくない。

こんな感じで発表
-こんな感じで発表-

 夕方までやって、お決まりの宴会。これもまた良し。「NI大賞」という社員表彰もある。全社から推薦された「ルーキー」や「ベストマネージャー」などを表彰する。賞をもらう人はもちろんよくやってくれている人だが、地味に頑張ってくれている人も他薦でエントリーされて面白い。人はよく人を見ている。頑張ってくれていることが経営陣に伝わるという意味でもこういう賞はあった方がいいと思う。クライアント企業にもおすすめしたい。私個人からは、「NIオリジナルチロルチョコ」を全員にプレゼント。広島支店の女性陣が手配して作ってくれた。オリジナルデザインでチロルチョコを作ってくれるサービスがあるのだ。やるなぁチロルチョコ。もうちょっと社員が喜んでくれるかと思ったが、反応はイマイチ薄い。「へぇ~~」「こんなことできるんですねぇ~」で終わり・・・。
 今年はそこからボウリング大会へ。二次会は全員でボウリングだ。ちなみに、私のチームは優勝した!!やったぜ!チームメンバーに感謝。そして三次会。若い社員が多いからみんな元気だ。
 二日目は日の出時刻に富士山を眺めながら露天風呂に入って、そこからちょいと観光。久能山東照宮に行き、徳川家康のご利益に期待する。ロープウェイもあってなかなか楽しめた。5分だが・・・。そして大急ぎで静岡市清水森林公園というところへ移動して「そば打ち体験」。そば打ちは初体験だ。うーーん。。。楽しかったけど、やっぱりプロに作って欲しいと思う。

できあがった蕎麦はこんな感じ
-できあがった蕎麦はこんな感じ-

 不揃いだが、自分たちが打ったそばだから、おいしいような気がする。おいしいことにする。おいしいに違いないと思う。蕎麦アレルギーの人には「餅つき体験」もあった。時間がないから大急ぎで食べて、もう解散。北海道から九州まで散っていかなければならないから忙しい。
 バタバタと観光している間に、前日の経営方針、部門方針などをすっかり忘れてしまっているのではないか?と心配にもなるが、まぁきっと頑張ってやってくれるだろう。人数も増えてきて、こうしたイベントをやるにもコストが結構かかるようになったが、共に働く仲間と一緒に過ごせる時間は楽しいものだ。来年はどこに行こうかな?今から楽しみだ。あなたの会社でも開催してみてはどうだろうか?ただの社員旅行、慰安旅行より意味があると思う。


2008年の企業倒産1万5646件

2009-01-14

 東京商工リサーチによると、昨年の企業倒産件数は1万5646件、倒産企業の正社員数は15万2574人だそうだ。上場企業の倒産も33件あった。企業というものは潰れるものである。上場して何億、何十億、何百億という資本を積んでいても潰れる時には潰れる。そして、その潰れた会社には、15万人もの人が働いていた。派遣契約を切られたという「派遣切り」にあった人たちはまだ文句を言いに行く先があるが、倒産してしまった企業に勤めていた社員には文句を言う先もなくなる。派遣社員の契約が切られる方が問題で、正社員の職がなくなってしまうことは問題ではないのか?それも15万人も。「派遣村」を作って救済するなら、「倒産村」を作って倒産企業の社員も救済してはどうか。
 まぁ派遣切りされたという人たちは住む場所も失ったというのだから、嫌味を言うのはこれくらいにしておこう。しかし、そもそも派遣という働き方を選んだのは自分たちではないのか。本当に正社員で雇ってくれるところがないのか。雨露も凌げない、食うにも事欠いている、というのであれば仕事を選ばず何でもやるという気概が必要ではないのか。病気だとか、ハンデキャップがあるとか、家族が寝たきりだとか、働けない事情が別にある人は保護すべきだろう。しかし、何でもやります、という人に職がないとは考えられない。と、やっぱり嫌味のひとつも言いたくなる。
 テレビを見ていたら、メーカーで派遣切りされて介護の仕事に就いた人が取り上げられていた。曰く「人と会話したりするのが苦痛だ」と。「工場は機械が相手だったから良かったけど、介護は人が相手だから大変だ」と。そう語っている女性は、どう見ても対人恐怖症とかうつ病とか病的に人とコミュニケーションがとれないようには見えない。職が無くて困っているなら、努力しろよ。人とも無理して会話しろよ。苦手意識を持たずにチャレンジしろよ。そう思うが、そんなことをテレビでコメントする評論家、コメンテーターはいない。「大変ですね」だと。正論を吐けないテレビもいかがなものか。ここはネットだから書くが・・・私もテレビに出たら、正論は吐かずに「大変ですねぇ~~」と語尾に多少の嫌味を混ぜて言うくらいに留める。
 実際、介護や医療の現場はずっと人手不足だ。365日24時間稼動だから人はいくらでもいる。直接介護業務をしなくても、高齢者の送り迎えの運転手とか周辺の業務もある。これから高齢化がどんどん進んでいくから社会的意義もあるし、やりがいもある仕事だ。もちろん、向き不向きということはあるだろうが、緊急事態であれば挑戦するしかないのでは。
 企業も、医療機関も、学校も潰れる。公的な組織であっても解体、清算、売却される。企業が潰れそうなのに社員の生活を保障することなどどんな経営者にもできない。潰れてしまったらおしまいだ。企業ってヤツはいない。会社って人は存在しない。企業は人なり。人が集まって会社となる。「守ってくれ」「保障してくれ」「養ってくれ」と要求する人が集まった会社は、潰れる運命にあるだろうし、「自分が会社を守る」「支えていく」「仲間を養っていく」と考える人が集まった会社は、結果として社員(非正規を含む)を守ることになるだろう。そうでなければ、会社は潰れる。そういうものだ。現に昨年は1万5千件が倒産し、15万人が職を失ったのだ。
 同じことは国においても言える。「お国が何とかしてくれ」「救済してくれ」と要求するばかりの国民が集まった国は崩壊に向かうだろう。「自分たちで何とかしよう」「国のためにできることはやろう」と考える国民が集まった国は生き残るのではないか。
 そう考えると、物事はシンプルであり、他人に頼らず自分で行き抜く努力をすることで危機を脱することができる。他人を責めているだけでは何も良くならない。テレビに出ている評論家、批評家ではないのだから・・・。


不景気またよし

2009-01-06

 明けましておめでとうございます。と言いますか、あまりめでたくもない年明けで、経済的には悲観的な観測が飛び交い、中東では戦争勃発・・・正月気分で浮かれている場合ではない。しかし、マスコミの報道も、少しはプラスの面、希望の持てる話を増やしてはどうだろうか。毎日毎日、派遣切りだ、不景気だ、麻生総理は口だけだ、とマイナス面ばかりを論うのはいかがなものか。ダメだダメだと言うのはいいが、では一体どうすればいいのか、という代案を出して欲しいものだ。
 それはいいとして、現実に生きる我々経営者、ビジネスマン、お父さん、お母さんは、何とかして生き抜かなければならないわけで、人の批判ばかりしていても始まらない。ピンチをチャンスに変えるにはどうするかを考え実行するしかないだろう。
 あの経営の神様、松下幸之助は、「景気よし、不景気またよし」という言葉を残してくれた。さすが!経営の神様、良いことを言う。景気が悪ければ悪いでやり方があるし、不景気を逆手にとって飛躍のチャンスにせよ、というわけだ。そりゃそうだ。そうするしかない。総理大臣やアメリカ人に文句を言っていても何も解決しないのだから。
 松下幸之助の「商売心得帖」という本には、
『不景気にはまた不景気に対処する道がおのずからあると思うのです。たとえば「不景気もまたよし、不景気だからこそオモシロイんだ」という考え方が一面できないものでしょうか。「世間が不景気だから自分の会社が不景気になるのも仕方がない」とあきらめたり、あるいは「困ったことだ」と右往左往すれば、その予想の通りになりましょう。しかし、「不景気だからこそオモシロイんだ、こんな時こそ自分の実力がものをいうのだ」と考えて、さらに商売に励むならば、そこには発展、繁栄する道がいくらでもあると思うのです。
そういうことを考えてみますと、不景気こそ発展の千載一遇の好機であるということにもなりましょう。私は、商売というものは、このように考え方ひとつ、やり方ひとつでどうにでもなるものだと思うのです。言うなれば、お互い何をすべきかということを、寝てもさめても考えねばならない時ではないでしょうか。』
とある。厳しい時こそ実力が問われる。実力が浮き彫りになる。それもまたよし。受けて立とうではないか。
 景気が悪いからという理由で倒産する企業はない。景気が悪くなって倒産するのは、そもそも景気が悪くなる前に倒産する原因、タネ、問題を抱えているのだ。景気が悪くなったことでそれが隠せなくなって表に出てくる。そう考えるしかない。
 今年は景気が悪いのは間違いないから、もう腹をくくって「不景気またよし」の精神で前向きに取り組みたい。そうするしかない。

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