長尾一洋長尾一洋

韓非子つながり

2017-04-20

 コミックス累計3000万部を突破し、初版最高部数を更新中の人気漫画、「キングダム」の46巻についに韓非子の名が登場した。秦の中華統一に影響を与えたという韓非子が、因縁の相手、李斯との関係も含めてキングダムでどう描かれるのか、とても興味がある。不遇の天才とでも言うべき韓非子をどんなキャラにするのか、そしてその韓非子を表舞台に引き上げておきながら、死に追いやる李斯の心中をどう絵にするのだろう・・・。う~ん、楽しみだ。
 そのキングダム46巻の2日遅れで、拙著「普通の人でも確実に成果が上がる営業の方法」(あさ出版)が出る。実はこの本にも韓非子が登場。なんと、キングダムと韓非子つながり!!!(笑)
 45巻に続いて46巻も、多少強引につなげてみる。写真も並べてパシャリ。


 また、キングダムの勢いを借り、勝ち馬に乗ろうとしているのではないかと思われるかもしれないが、これこそが孫子の兵法の実践でもある。孫子は、『智将は務めて敵に食む。』とも『敵の貨を取る者は利なり。』とも言い、敵の食糧や武器などを活用することを説いている。もちろんキングダムは敵ではないが、相手の力や勢いを借りると考えれば同じことだろう。
 戦いに勝利するには勢いが必要だ。孫子は、『善く人を戦わしむるの勢い、円石を千仭の山に転ずるが如き者は、勢なり。』と言った。キングダムは円石だ。坂道を勢いよく転がっている。これに私を巻き込んでもらえると助かる。まさかここで韓非子つながりがあるとは・・・。ありがたい。
 ところで、「普通の人でも確実に成果が上がる営業の方法」と韓非子がどう関係あるのかは、読んでからのお楽しみ。是非、お読みください。キングダムをまだ読んでいない人は、是非キングダムもお読みください。 >

孫子のアイドル兵法?!

2017-03-16

 元トップアイドルが孫子の兵法を用いて素人の女子高生をアイドルとして育てていくという漫画を発見。その名も「孫子のアイドル兵法!」。孫子兵法家としては、孫子の兵法がついにアイドル育成にまで用いられるようになったという嬉しいような、そこまでやらなくていいような、複雑な気分になる。Amazonで発見した時は、孫子をテーマにしたビジネスコミックかなと思って、よく中身を確認せずに注文したので分からなかったのだが、ドラゴンエイジという月刊誌に連載されているガチな漫画のようだ。作者は、「わだぺん。」氏。
 ちなみに表紙をカシャ!


 萌え系かアキバ系かラノベ系か、よく分からないが胸を強調した可愛い女の子の絵が満載で、普通の書店では恥ずかしくて買えない。立ち退きを迫られる寂びれた商店街をご当地アイドルが救うというストーリー。これまた巨乳の叔母さんが電撃引退したトップアイドルを引っ張り出すという思い付きで主人公の女子高生が振り回されて行くのだが・・・。なぜかその元トップアイドルが孫子の兵法好きの歴女だったという設定で、この子が孫子の兵法を諳んじつつ、物語は進む。孫子の兵法を現代のビジネスに応用するという孫子兵法家の領域を侵食しそうな勢いだが、可愛いアイドルだから許そう。
 もちろん、孫子の兵法を漫画にし、可愛い主人公を登場させるというのは、孫子兵法家の方が先を進んでいるわけで、負けるわけにはいかない。という対抗心から並べてみる。


 「まんがで身につく孫子の兵法」と「マンガでわかる孫子式戦略思考」で、孫子アイドルを挟んでパシャリ。当然、ビジネス応用には孫子兵法家の漫画の方が役に立つわけだが、「孫子のアイドル兵法!」は連載で今後も続いて行くから、今後に期待。少なくとも、こうした漫画があることで若い人が、孫子の存在を知り、興味を持ってくれることは大変喜ばしい。社会に出たら、拙著を読んでさらに孫子の理解を深めて欲しいと思う。
 そして可愛いアイドルと言えば、橋本環奈ちゃんがイメージキャラクターを務めるAI秘書にも注目してくれるといい。生産性向上のためには欠かせない存在になるはずだ。孫子とアイドルに興味がある人は、きっとAI秘書も気に入ってくれるだろう。

キングダム45巻のあとがきに!

2017-01-31

 青年コミックで絶大な人気を誇る、あのキングダムの最新第45巻の「作者あとがき」に、不肖、長尾一洋、登場しております。いやぁ、こんなことを書くのは、自慢たらしいというか、勝ち馬に乗る便乗商法のようで気が引けて躊躇していましたが、実際にキングダム連載10周年を記念して昨年3月に発刊された「キングダムで学ぶ乱世のリーダーシップ」(集英社)の売上が、この45巻発売と同時にまたジリジリと上がって来て、感謝の気持ちを伝えないわけには行かないということで、敢えて書かせていただきます。
 まずは、キングダム45巻と拙著とのツーショット。こちらのご縁です。感謝。


 まだキングダムをお読みでない方は是非、45巻フルセットの大人買いをしてください。漫画ではありますが、秦の始皇帝が中華統一を果たす辺りの史実にも照らして書かれた歴史エンターテインメントです。そして、私がそこからリーダーシップの要諦を抽出したように、リーダーとしての在り方を学べる教材にもなります。週刊ヤングジャンプに連載されているので、そちらで読まれている方も多いのでしょうが、やはりコミックスでまとめ読みをしたいところです。
 このコミックスが、なんと累計で2800万部突破。さらにこの45巻もすぐに重版が決定したようですのでさらに部数が伸びていくことは確実です。聞くところによると、45巻もあるような長編で、コミックスの部数が落ちないのは珍しいそうです。1巻から読んで、普通は途中で飽きたり、挫折するところが、このキングダムは最新巻までしっかり読まれるということらしい。
 そんな人気漫画の10周年記念企画で、声をかけていただいたことにまず感謝。そして、今回作者の原先生が2016年を振り返って「作者あとがき」に「長尾さんありがとう」と名指しで触れていただいたことに感謝。原先生は私よりも10歳下ではありますが、このご縁にずっと乗っからせていただきます!!「あとがき」は手書きでこんな感じ。


 もうなんだかすっかり身内みたいな気分になって、昨年原先生が情熱大陸に出たり、Eテレのスイッチインタビューに出たりした時はテレビに噛り付いて必死に応援。収録されたものなんだからそこで応援してもどうにもならないし、応援しなくてもキングダムは充分売れているわけだが、やはり応援。もっと売れてくれると「キングダムで学ぶ乱世のリーダーシップ」ももっと売れる(笑)。
 さらに集英社さんにも感謝しなければならない。キングダムの公式サイトには、AKB48グループの二代目総監督、横山由依さんとの対談記事のバナーをガーンと大きく載せてもらっている。ありがたい。感謝。現役アイドルにも会えたし。対談記事は週刊プレイボーイにも掲載された。感謝。そして「キングダムで学ぶ乱世のリーダーシップ」のバナーも配置してもらっている。感謝。
 おまけに編集を担当していただいた方には、また新たな企画の話もいただいている。集英社さんには頭が上がらない。感謝。
 あとは、キングダムの映画化を待つばかり。映画化されたら映画解説記事でも週刊プレイボーイに書かせてもらいたい(笑)。
 ということで、キングダムの原泰久先生と集英社さんに深く感謝。ありがとうございます。キングダム人気のますますの隆盛をお祈りいたします。

最強寒波に負けず

2017-01-17

 1月から弊社の新年度が始まる。年が改まり年度も改まることで区切りは良いが、何かとバタバタする。そして、1月には、全国から社員が集まって経営方針の発表などを行う「全社大会」を開催している。滅多に会わない社員も多いから、こういう機会があるのは嬉しい。ちなみに、こちらは嬉しいが、社員の側が嬉しがっているかどうかは不明。そこで少しでも喜んで参加していただけるように、方針発表などは初日の半日だけで、あとは宴会。そして翌日は観光だ。毎年、どこへ行こうかと悩むことになるが、会社として、周囲に似た山(存在)がなく、日本一である富士山を目指しているので、どうしても富士山が見えるところに行きたくなる。その結果、毎年似たようなところになったりする。
 今年は、山中湖と河口湖のちょうど中間あたりのホテルになった。なかなか有名なホテルらしく、富士山が見える露天風呂とか抹茶サービスとか太鼓のショーなども充実。社員の皆さんは喜んでくれただろうか・・・。何しろ、露天風呂も寒過ぎて、とてもゆったりとは入っていられなかった。最強寒波の到来とぶつかったからだ。
 大学入試センター試験とモロ被りの、1月14日15日。日本全国雪景色。そんな中で富士山に行くわけだから、大雪で辿り着けないのではないかと心配したが、富士山周辺はちょうど晴れていた。但し、寒さは最強。二日目の朝はマイナス10度だと言われて、余計寒くなったくらいだ。道理で朝入った風呂も寒かったわけだ。
 寒かったけれども、晴れてくれて良かった。全国からは雪で大変だというニュースが届いたが、ちょうどそこだけは最強寒波にも負けず、まるで弊社の未来を祝福してくれるかのように晴れていた。
 二日目は朝から富士急ハイランドへ。ジェットコースターやおばけ屋敷で有名な遊園地だ。いい歳して遊園地なんて行きたくもないが、若い社員も多いので、たまには良いだろう。だが、寒い。氷点下だ。だからジェットコースターは低温のため運行停止。おばけ屋敷には何があっても入りたくない。已む無く動いているアトラクションに乗って時間を潰す。最強寒波が来ていると言うのに、案外人がいて、それなりに行列が出来ている。「このくそ寒いのに何が楽しくて来ているのか」と自分も来ているのに文句を言いながら寒さに耐える。ただ、晴れてはいるので日差しがあると暖かい。これはジェットコースターも動くかなと待っていたら、徐々に動き始めた。
 そこで乗ったのが、「ええじゃないか」というジェットコースターだ。ジェットコースターと言っても普通のものではない。座席は回転するわ、レールも回転するわ、と思ったらヒネリまで・・・寒いのに、靴も脱がされ、マフラーも取れと言われ、メガネや時計も外されるというヤツだ。いい歳してこんなものに乗りたくもないが、社員の皆さんに引き連れられて体験。ふぅ~。
 極寒の中グルグル回って疲れたので、次は観覧車に乗った。観覧車と言えば、「ストラテジック・セールス」という営業手法のメインコンセプトなのだが、一度乗ったら途中で降りられないという状況に置かれる。これをあえて体感するために男性社員と2名で搭乗。11分間降りられず。ひたすら密室で耐えなければならない。その観覧車から撮った写真がこちら。あいにく富士山には雲がかかっていたが、さすがに景色は良い。観覧車のゴンドラの中からスマホで撮ったので写真はイマイチだが。


 「ストラテジック・セールス」における観覧車の役割は、期日管理による顧客アプローチタイミングの適正化にある。しかし、今後はこれがIoTの活用によって必要なくなるのではないか・・・なんてことを富士山を見ながら観覧車の中で考えてみる。観覧車に乗って観覧車コンセプトを見直すなんて洒落ている。と、勝手に自分で悦に入る。
 そして、昼食は山梨の郷土料理、宝刀(ほうとう)だ。孫子の兵法で有名な甲斐の武田信玄が刀で具材を切り刻んだから宝刀という名がつけられたという逸話もある料理だ。孫子兵法家としては、食べて帰らないわけにはいかない。富士急ハイランド内には、「甲斐宝刀信玄館」というレストランまである。武具が飾ってあったり、「武田二十四将図」を模したような壁画が描かれていたりと、信玄ワールド全開。孫子兵法を通じて、武田信玄とはまるで親戚のような気分でいるから、なかなか楽しかった。宝刀もうまいし身体も温まる。
 ということで、今年の全社大会は終了。帰りはまた雪の影響で新幹線が遅れたりして大変だったが、富士山周辺が最強寒波にも負けず雪が降らなかったので、今年の幸先は良いことにする。

カープ本に登場しました!

2016-11-22

 ユニコーンに続いて地元ネタで恐縮ですが、今年、25年ぶりにリーグ優勝した広島カープの本に、私、長尾一洋なぜか登場いたしました。これまた恐縮です。
 残念ながら日本ハムに敗れて日本一は逃しましたが、今年のカープは強かった。これまた残念ながら黒田は引退することになってしまいましたが、黒田、新井のカムバックベテランコンビの存在感が良かった気がします。神ってる!なんて言葉が流行語になるほど、若手も活躍して、広島は大フィーバー。サンフレッチェが優勝してもパレードはありませんでしたが、カープ優勝パレードはありました。さすが赤ヘルです。
 その私が登場した本ですが、日ごろお世話になっている、あさ出版さんの「やっぱりカープが好きじゃけん」というベタなタイトルの本です。
 表紙はこちら。

やっぱりカープが好きじゃけん

 なかなか素敵な表紙デザインです。カープ芸人、ザ・ギース尾関高文がカープファンの有名人をインタビューして責任編集したという内容になっています。 島耕作で有名な弘兼憲史のカープイラストに始まり、元監督の野村謙二郎インタビュー、そして東ちづる、ケント・ギルバート、 及川奈央、亀井静香、湯﨑英彦広島県知事などなど著名人へのインタビューが並んだ一番最後の末席に、とってつけたような寄稿文が・・・・私。まぁトリ、締めで登場と無理すれば言えなくもない位置です。最後尾。
 そして、寄稿ですから、ザ・ギース尾関高文さんのインタビューは無し。カープ芸人とは会えず(笑)。そもそもこのザ・ギースを存じ上げないので、いいけれども・・・。特に会いたかったというわけではないけれども・・・。写真を撮ってくれると嬉しかったな。寄稿文にも写真が必要とのことで、写真を探してみたけれども、カープらしい写真などあるはずもなく、講師プロフィールなどで使うような、いつもの堅めの写真。本書の中で私だけなんだか浮いた感じの写真になっています。
 私のカープ愛についてご興味のある方は、(お前のカープ愛などどうでもいいと言われそうですが)ぜひ本書をお読みください。総勢35名が登場してカープについて語っておられますので、カープファンは必読です。
 私、個人としては若い頃から存じ上げている、広島の書店、廣文館さんとフタバ図書さんの社長さんが登場されていて楽しく拝読いたしました。
 このような本に載せていただけるのも、カープの優勝とあさ出版さんのおかげ。地元広島のご縁にも感謝しかありません。来シーズン、黒田はいなくなりますが、カープにはますます頑張ってもらいたい。今度はマエケンが帰って来てほしいな。行ったばかりだけど。
 ということで、広島カープファンの皆さん、カープファンじゃなくてもカープの勢いに乗りたい皆さん、ぜひ「やっぱりカープが好きじゃけん」(あさ出版)をお買い求め下さい。きっと広島の書店にはダダーーッと並んでいるはずです。他の地区はどうでしょうかね。なければネットで!

ユニコーン「ゆ13-14」が2枚

2016-09-02

 なんとAmazonからユニコーンの新アルバムが2枚届いた。DVD付きの初回限定版、だからと言って2枚はいらないぜ・・・。おかしいな。間違って注文したのかな。Amazonさん、「この商品はすでにお買い上げですよ」と教えてくれなかったの? うーーん。。。まぁいいか。同級生の印税収入に協力したということで納得しよう。
 実は、ユニコーンのベーシストEBIくんは高校の同級生。これを言うと多くの人が喜んでくれるので、自慢ネタに使わせてもらっている。同級生に有名人がいて良かった。そう思えば、CD2枚くらい安いものだ。
 さらに高校時代、EBIくんと一緒にバンドをやっていた!!これを言うとさらにウケる。「えぇぇぇえ~~~あのEBIとですか?」なんて言われると「フフフ、ええ、まぁ」と答える。それだけで「長尾さんも相当な腕前なんでしょ」的な目で見られる(気がする)。が、実は大してうまくない。EBIくんも高校時代は大したことなかった(笑)。とか言いながら、ここでもネタにさせてもらっている。EBI&ユニコーンに感謝。
 だから、ユニコーンにはしっかり頑張ってもらって知名度を維持しておいてもらわないといけない。ということでCDでも買ってみようかとAmazonで予約していたのだが、忘れたころに2枚届いた。その証拠に2枚並べてカメラでパシャり。


 同じものが2枚。たしかに届いてます。ジャケットには彼らの地元(俺の地元でもあるが)、マツダの名車コスモスポーツ。同梱のDVDにはレコーディング風景が収められているのだが、広島弁炸裂で、Perfumeか!と突っ込みたくなった。そして、メンバーがバカ笑いしながらふざけているシーンが延々と続く。どう見てもそのへんのオッサンたちが悪ふざけをしているようにしか見えない。EBIくんはちょっと若々しいが・・・。奥田民生も同い年だが、老けたな。自分もこんな感じで見られているんだろうなと感慨深く見させてもらった。見ていて、こんなレコーディングでまともな曲になっているのかと心配になったが、まぁそこはさすがプロ。綺麗に編集してあった。
 アルバムタイトルの決め方もDVDの最後に紹介されているのだが、超いい加減だ。ユニコーンとして13枚目のアルバムで14曲入り。間にハイフンを入れたら13-14でナンバープレートみたいになったから「ゆ」をつけて「ゆ 13-14」だそうだ。世間を舐めているこの緩さ加減がユニコーンの魅力なのだろう。DVDを見ていて「楽しそうでいいな」とうらやましく思った。
 肝心のCDを聴いてみる。特にファンではないので、あまり聴いたことはなかったが、メンバーがそれぞれ曲と詞を持ち寄ってボーカルも担当するようだ。奥田民生の比重を上げ過ぎないようにしているのかな。ドラマ「重版出来!」の主題歌「エコー」が収録されていたが、やはりこの曲が一番だな。作詞作曲ボーカルは、奥田民生。民生ワールドを持っているということか。
 元バンド仲間のEBIくんの曲も気になるが、うーーん。。。まぁ、いいか。できればEBIくんにはARBで活躍して欲しかったなと思う。微妙にARB寄りなテイストな気がする。民生的な脱力感がない。真面目なんだな、きっと。高校の時もそんな感じだった。いい奴だ。
 そんなことを思いながら14曲を聴く。この原稿も聴きながら書いている。あまり趣味ではないが、同世代、同級生として俺も頑張ろうと思う。少し肩の力を抜いて脱力してみるといいのかもしれないな。

素敵な色紙

2016-07-27

 2014年11月に出た「まんがで身につく 孫子の兵法」と2016年6月に出た「まんがでできる 営業の見える化」の2冊で漫画を描いてくれた久米礼華先生から、それぞれの登場人物が描かれた素敵な色紙が届いた。主人公の舞ちゃんとクッキーが可愛らしい。
 いただいた色紙はこちら。


 嬉しいメッセージも書かれていて、思わずウルっと来た。やはりビジネスコミックは絵が命。可愛くて感情移入しやすいキャラが重要だ。私の書いたストーリーに、肉付け、色付け、面白みを付け加えていただいて、ようやく完成。案外、この漫画制作部分で時間と手間がかかるものである。感謝。
 ちなみに、本の表紙はこちら。

    

 あさ出版さんのご縁で、ビジネスコミックが世に出たわけだが、そもそもは日本マンガ塾さんと、ストラテジック・セールス漫画を作ったご縁もあったことを思い出す。
 それがこちら。


 なんと3巻続く、営業の物語である。こちらは友安陽一先生によるものだが、日本マンガ塾の大泉さんに大変お世話になって完成したものだ。漫画を読んでいくことでいつのまにか「ストラテジック・セールス」の真髄が理解できるという優れもの。この漫画があったからこそ、あさ出版さんのビジネスコミックにつながったと言えるかもしれない。そういえば、日本マンガ塾さんとのご縁で、浜田ブリトニー先生ともコラボしたな。
 こうしてみると、改めてマンガの力に気付かされる。ルーブル美術館で漫画が一つの分野として取り上げられるというのもうなづける。ペン1本で(1本しか使わないかどうかは分からないが)、独自の世界を作り出すことのできる漫画家さんの力に感服する。「『キングダム』で学ぶ乱世のリーダーシップ」(集英社)や「マンガでわかる!孫子式戦略思考」(宝島社)でも漫画パワーにお世話になったな・・・。「俺も漫画が描けたら・・・」と思わなくてもないが、絵心がゼロだから、やはり漫画家さんにお願いするしかない。
 久米礼華先生からいただいた色紙を大切に飾っておこう。

西日本支社が移転しました

2016-07-11

 なんと、大阪、梅田、グランフロントへ。
 大阪駅から屋根でつながっていますので、雨の日でも傘なしで大丈夫。クライアント企業の皆さまにお越しいただきやすいように、崖から飛び降り海中に突っ込むくらいの覚悟で移転いたしました。
 新住所は、こちらになります。
〒530-0011
大阪市北区大深町3-1
グランフロント大阪タワーB 12階
電話:06-6376-1880
FAX:06-6376-1881
 平成28年7月4日より業務開始しております。
 大阪(梅田)駅から出て、グランフロント南館を抜けて、北館のタワーBです。その先にはタワーCがありますので、ご注意ください。途中、屋根はありますが、駅の改札を抜けてから2~3分は歩く感じです。エレベーターは9階で一度乗換え。これがちょっと面倒臭いですがお許しください。
 12階に着くと、エントランスはこんな感じ。


 日中はドアがオープンになっていますが、18時半以降はビルの管理上閉まってしまうそうです。家賃も高いですが、規程がうるさいです。立地がいいですから、入居希望が結構あるのでしょう。強気です。
 これまでは、新大阪というか東三国というか、地名で言えば宮原にあって、新幹線で行く私からすると案外便利なところにありましたが、大阪のメンバーからは、「お客様に来ていただくのに梅田が良い」、「グランフロントが良い」と猛烈プッシュがあったため移転することにしたのですが・・・。当然その分、家賃が高い。
 それなのに、関西圏のクライアント企業の皆さまにお越しいただき、研修なども受けていただきやすいようにと、さらにセミナールームも設置。多少狭い感じですが、30名ほどは入る部屋を確保。このスペースにもかなりな家賃を注ぎ込むことに・・・。セミナールームはこんな感じ。


 今後、研修などの開催頻度も上げて、よりクライアントの皆さまにサービス提供しやすいようにしていく所存であります。駅からも近くなりましたので、関西圏の皆さま、是非お立ち寄りください。

営業の見える化 第3弾

2016-06-08

 あの「営業の見える化」が漫画になって帰ってきた。いや、消えていたわけではないので、帰ってきたわけではないか。ともかく、可視化経営シリーズ、見える化シリーズの中で最も売れた「営業の見える化」が、漫画のストーリーに落とし込まれ、ビジネスコミックになったのだ。
 最初に「営業の見える化」が出たのは、2009年の10月だ。今はKADOKAWAになった中経出版から出たのだが、これが結構売れた。やはり営業は社外での活動であり、見ようと思っても見えない。そこに「営業の見える化」のニーズがあり、同じ「見える化」でも生産現場の「見える化」とは似て非なるものである。
 それが2014年の1月に、カラー改訂版「営業の見える化」としてリニューアル出版された。中経出版からKADOKAWAに変わったという出版社の事情もあったのだろうが、わざわざリニューアルしてカラー版にしてくれたのだから嬉しかった。これも売れていてこそである。
 それから2年半。最初の版からはおよそ7年。今度は、あさ出版から「まんがでできる 営業の見える化」が出版される。「営業の見える化」第3弾なのだが、ただ前作の内容を漫画化したのではなく、新たに営業改革のストーリーを書き起こし、「営業の見える化」でよくある失敗やそれを乗り越えるポイントなどを漫画を読むだけで分かるように工夫した。漫画なので、多少面白おかしくドラマがあってキャラも特徴がないといけないのだが、4000社を超える事例を見てきた実務家によるリアルストーリーになっている。漫画の絵は、「まんがで身につく 孫子の兵法」でもお世話になった久米礼華さんによるものだが、ストーリーは私の書き下ろし。その分、漫画らしい面白味は減ったかもしれないがリアリティは上がっているはずだ。
 表紙はこんな感じ。


 漫画家さんが同じなだけに主人公が似ているじゃないかと言う人もいるが、どちらも可愛いからいいことにする。ちなみに、今回の主人公、千歳はメガネっ娘だ。表紙ではメガネをとっているが・・・。
 「また漫画か!?」とお思いの方もいらっしゃるだろう。そう漫画である。ここまで来たらこちらも開き直って「漫画がいいんだ!」と言いたい。何しろ漫画の方が読んでもらえる。顧客のニーズだ。読まれもしない本を書くよりも、読んでもらえる漫画の方がいいに決まっている。もちろん、そこにビジネス上の学びや気付きがなければ、私が書く意味がない。本を読んでもイメージしにくかったことが漫画によって分かりやすくなっているはずだ。漫画を読んでイメージをつかんだ上で、書籍の「営業の見える化」を読んでもらうと、より内容をつかみやすくなるだろう。
 漫画とのコラボは、ギャル漫画家、浜田ブリトニーとの「営業がイヤだ!と思ったら読む本」に始まって、「まんがで身につく 孫子の兵法」となり、それがご縁でヤングジャンプの大人気漫画「キングダム」との出会いがあって「キングダムに学ぶ乱世のリーダーシップ」につながった。また、先月には孫子の兵法の縁で、「マンガでわかる!孫子式 戦略思考」というビジネスコミックを出すことができて、この「まんがでできる 営業の見える化」へとつながった。これだけ漫画、漫画と来ると、いつも漫画ばかり読んでいるのかと思われるかもしれないが、そういうわけではない。「キングダム」の続きが気になるので、たまにヤングジャンプを買うくらいだ。
 立て続けに本が出るから、ちゃんと書いているのかと疑われるかもしれないが、今回の「まんがでできる 営業の見える化」などは、企画段階から言うと一年がかりである。シナリオを考え、それがネームとなり、そこでまた修正が入ったりして、きちんとペン入れされた綺麗な絵になり、さらに解説も入れたりすると、とても手間がかかる。漫画だからこそ伝わるものがあると信じて、コツコツと手間ひまをかけたものなのだ。
 是非「営業の見える化」第3弾をお読みいただき、漫画の力で主人公に感情移入しつつストーリーを楽しみながら営業力強化、営業改革の要諦を学んでいただきたい。

孫子六部作

2016-05-06

 間に別のネタを挟みたいと思いつつも時は過ぎ・・・。今年も1/3が経過して早5月。他に書くことがなかったというわけではないのだが、あれこれバタバタとしている間に「孫子五部作」に続き「孫子六部作」のご報告をせざるを得なくなってしまった。また孫子。またマンガである。
 「キングダム」という変化球を投げておいてから、「マンガ孫子」のストレート勝負。孫子関連本の6冊目は、宝島社から出る「マンガでわかる!孫子式 戦略思考」である。孫子の兵法がいかに現代の戦略論と符合しているかをマンガを通じて分かりやすく解説。マンガのストーリーを軸にしながらも、解説ページが案外多いというのが本書の特徴だ。「ブルー・オーシャン戦略」や「バランス・スコアカード」「ロングテール戦略」「3C」「プロダクト・ライフサイクル」「ナレッジ・マネジメント」等など、ビジネス戦略やフレームワークが孫子の兵法の実践応用であると考えれば良いことをお伝えしている。
 呼び方、言い方は、時と共に変遷するけれども、本質的なものは時代を超えても変わらない。そこに孫子のような古典を学ぶ意味と価値があるわけだが、それを分かりやすく伝えるにはマンガの力を借りるのが良いのだろう。古典にどれだけ価値があっても、読んでもらえなければ宝の持ち腐れ。「まんがで身につく孫子の兵法」(あさ出版)で実証済みだが、マンガの力を借りると読んでもらえる数が違う。「仕事で大切なことは孫子の兵法がぜんぶ教えてくれる」(KADOKAWA)や「孫子の兵法 経営戦略」(明日香出版社)のような、普通の書籍も情報量が多くて良いのだが、それらを読んでもらうキッカケとしてもマンガの孫子を読んでもらうことには意義があると思う。
 ということで、孫子六部作を並べてみる。マンガが目立つ。キングダムの目力も目立つ。


 「キングダムで学ぶ乱世のリーダーシップ」(集英社)という変化球で、「キングダムかと思ったら孫子かよ!」「孫子の兵法でキングダムが解説できるのか!?」とのけぞってしまった人や、「キングダムなのにマンガじゃないじゃないか!」と空振りしてしまったような人は、今回の「マンガでわかる!孫子式 戦略思考」を読んでみていただきたい。マンガだし、孫子の勉強への入門として最適だ。
 そもそもマンガの「まんがで身につく孫子の兵法」を読んだ人は、今回の「マンガでわかる!孫子式 戦略思考」も読んで、読み比べをしてみて欲しい。同じ孫子の兵法だが、テーマも違うし、マンガのストーリーも違うから、別の角度から孫子を学べて面白いはずだ。
 もちろん、今回の「マンガでわかる!孫子式 戦略思考」を読んでから、私の孫子本に興味を持ってもらって「仕事で大切なことは孫子の兵法がぜんぶ教えてくれる」や「孫子の兵法 経営戦略」を読んでみようと思ってくれるのが、孫子兵法家・長尾一洋にとってのベストシナリオだ。マンガ以外も書けるということを知ってもらう必要もあるし・・・。
 私のことを昔からよく知っていて、拙著を何冊も読んだことがあるという人は、この「マンガでわかる!孫子式 戦略思考」を読むと、「長尾さんが言っていた日報ってこんなにすごい戦略実行ツールだったの!?」と改めて大切な気付きが得られるはずだ。
 まぁこの孫子六部作、どこから読んでも現代のビジネスに必ず役に立つはずなので是非読んでいただきたい。私の孫子本を入門編として、そこから孫子全篇、古典孫子に入っていくも良し。ともかく、より多くの人に孫子の兵法を知ってもらい実践に応用してくれることが、孫子兵法家の願いである。

孫子五部作?

2016-03-24

 昨年12月に、「孫子四部作」が揃ったとご報告したが、ついに孫子関連本の5冊目が出たことをここにご報告したい。「?」をつけたのは、タイトルに「孫子」が入っていないから。だが、明らかに孫子の兵法が盛り込まれており、孫子兵法家だからこそ書けた(企画が来た)本である。ということで、「孫子五部作」が揃ったことにしておく。そう考えると、一冊目の「必勝の営業術55のポイント」(中央経済社)もタイトルに「孫子」が入っていないな・・・。まぁ小さいことは気にしないことにする。
 何しろ今回の五部作目は、コミック販売累計2200万部の大人気漫画「キングダム」とのコラボだ。秦の始皇帝が中華統一を果たしていくストーリーを軸に、下僕から大将軍に成り上がり、秦王を支える主人公の物語。漫画でありながら史実も踏まえていて、なかなか面白い。その「キングダム」を孫子の兵法から読み込み、リーダーシップの要諦についてまとめたのが「『キングダム』で学ぶ乱世のリーダーシップ」(集英社)である。


 秦の始皇帝の話だけに、韓非子にも触れてみたが、主軸はやはり孫子の兵法。最終章に「孫子の兵法から見た『キングダム』のリーダーシップ」を置き、途中の章でも孫子が登場。ちなみ論語も入れてみたが・・・。いずれにせよ、中国春秋戦国時代の智恵を注入し、リーダーとは何か、どうあるべきかを考えた一冊となった。本書を読む前に「キングダム」を読んでおくと尚良い。日頃漫画なんか読まないという人も、是非読んでみてもらいたい。作者の原泰久先生にもお会いしていろいろとお話を聞いたのだが、史記や戦国策を研究し、他の資料などにも当ってストーリーを展開されているリアリティのある漫画だ。漫画としての創作は当然あるものの、史実から大きく外れていない。私もそうしたのだが、「キングダム」を読んでから史記を読み返してみると、味気ない史記に色が加わり、登場人物が動き出す。史記の記述からよくこれだけのストーリーを考え付いたなと感心するはずだ。
 とはいえ、史記を読む前に、「『キングダム』で学ぶ乱世のリーダーシップ」を読んでもらわないと困る。「キングダム」は現在41巻まで単行本になっていて、もうすぐ42巻が出る。1巻あたり50万部売れる大人気漫画だ。だから、本書を読む人の多くは、「キングダム」をすでに読んでいる人だろうが、私としては、本書を読んだことで「キングダム」に興味を持って読んでみる人がいて欲しい。もう読者はいらないと集英社ならびに原先生からは言われるかもしれないが、長尾の本が出て「キングダム」の読者層が拡がった、となってくれた方が嬉しい。
 私のことを知っている人からは、「また漫画か」「漫画が好きだな」と言われるかもしれない。孫子四部作を紹介した時には、「今回はマンガではない」と言っていたのに、早速漫画かと。だが、本書は漫画をネタにはしているが、漫画ではない。文章が主体である。漫画を一緒に読んでもらうために単行本の何巻の何ページの話かを本文中に入れてある。「キングダム」をテキストにし、事例集にしてリーダーシップを学んでもらう本なのだ。  しかし、ここだけの話、次もまた漫画の予定(笑)。また漫画。なぜか?
 漫画にパワーがあるからである。売行きも全然違う。普通の本ではなかなか売れない。売れないということは読んでもらえないということ。読んでもらえないのでは書く価値も半減だ。より多くの人に読んでもらう、知ってもらうには、漫画のパワーを使うことを考えなければならない。最近の映画やドラマでも漫画が原作というものが多いだろう。それだけ漫画にはパワーがあるということなのだ。
 ここまで来たら、開き直って漫画で攻めるか。しかし漫画が描けるわけではないしな。。。漫画ばかり読んでいないで、本くらい読めよと言いたい気持ちもあるが、私がそう言っても本は読んでもらえないだろうから漫画の力を借りるしかない。いっそ、漫画原作で実写版の映画でも作ってくれたら、もっと私の本も読んでもらえるのではないかと期待してみる。実写版「キングダム」、いいんじゃないか?
 そんな「孫子五部作」を是非お読みください。

石橋凌 NeoRetro Music

2016-03-08

 元ARBのボーカル、今では俳優、そしてロトのCMでコミカルな演技までしてしまう石橋凌のLiveアルバムを買った。石橋凌の還暦記念のようで、「R-60」の表記が。元ARBキッズとしては買わないわけにはいかない。もちろん、DVDつきのスペシャルバージョン。Liveアルバムなので、映像でもLive感を楽しむ。ARB時代の昔の曲もアレンジが大きく変わっていて、少しさみしい気もするが、凌が歌っているからいいことにする。
 CDジャケットや歌詞カード(というのかな?)はこんな感じ。


 石橋凌は、相変わらず渋くて素敵だが、若い頃と比べてずいぶんと太ってしまった。それもまたNeoRetroな魅力だろうか。
 まずはDVDを見て、Liveの雰囲気をつかむ。Zepp DiverCityだ。行ったことはないが、これくらいの距離感がいいのかもしれないな。昔のような尖ったロックな感じではなく、少し円くなり遊び心を加える大人の余裕を感じさせる。こんな大人にならないといけないのかなと思っていたら、鮎川誠が登場。この人はいつまでもロックだな。シーナがいなくなってさみしそうなところがまたロック。
 CDを聴く。2枚組。やっぱり「魂こがして」で熱い青春時代を思い出す。過去を思い出しながらも新しいアレンジと今の凌の歌で、NeoRetro。音楽っていい。その時代、時代にトリップできる。だからTBSの土曜朝にやっている「サワコの朝」も好き。ゲストの思い出の曲を楽しみにしている。石橋凌も出ないかな。。。
 そんなことを考えながら聴く。どれだけARBが好きなのかと自分でもおかしくなる。できればARBを再結成して欲しいが、凌だけでも聴き続ける。だが、もし再結成する時にはEBIを必ず入れて欲しい。ユニコーンの活動も活発ではないようだし。そんな心配はいいか。
 石橋凌の今と昔を楽しむ。

マイナス金利政策

2016-02-20

 ついに日銀がマイナス金利を始めた。バブル崩壊の時にも、リーマンショックの時にもしなかったことをしている。そこまで追い詰められているからなのではないか。もう他に打つ手がないからではないのか。まさに未曽有の危機がいつの間にか起こっているのではないか・・・。
 資本の投下によって利潤を得るのが資本主義なのに、その資本を持っていたら金利をとられる。これは一体何主義なのか。資本に価値があるから銀行に預けているだけで金利がつくのではなかったのか。まだ銀行と日銀との間だけだから一般庶民には関係ないと言っていられるのだろうか・・・。
 経済や金融の専門家でもないから、分かったようなことは言えないが、専門家らしい人たちが書いているものを読んでも、テレビを見ても、ネットなどでの発言をチェックしても、納得できる説明をしている人を見つけられない。専門家と言われる人たちもまさに初めてのことで、実際のところよく分かっていないのではないか、と心配になる。
 住宅ローンの金利も10年固定で1%を割り込んだ。マイナス金利の恩恵だと言うが、個人が千万単位の金を10年固定でコンマ数%の金利で借りられるというのは、異常ではないか。それだけ投資先がなく、金が余っているということの裏返しに過ぎない。
 金に価値がないなら実物資産を持つしかないか。金がダメなら金。金と金でややこしい。カネがダメならキン。なんて呑気なことを言っている間にすでに金相場も上昇。素人はここでも出遅れだ。多少高くなっても買っておいた方がいいかなと考えたりもする。何しろ、金(キン)は金利がつかないのが弱みだと言われていたのに、金(カネ)の金利がゼロだったり場合によってはマイナスだったりしたら、やっぱり金(キン)がいいじゃないかとなるだろう。そう皆が考えたら金相場も上がるから、結局素人は割高なものをつかまされて終わりかな。
 マイナス金利という日銀黒田バズーカが、正しい政策だったかは、時を経ないと分からないだろう。しかしそれでは遅い。今、どうすべきか、ここには書けない。タダでは教えられない。黙って実行あるのみ。皆が同じことをやってしまってはそれが不正解になる。相対的なものだな。正には奇、奇には正。孫子の兵法に曰く、「奇正の還りて相い生ずるは、環の端なきが如し」。ここでもやはり孫子の兵法(笑)。
 さて、どうするか。しっかり考えて動きましょう。

負けない生き方

2015-12-30

 年の瀬に、奨学金を返せない人が多いとか、貧困の連鎖だとか、下流老人とか、老後破産とか、悲しい記事を連続して見てしまった。老後はともかく、20代30代で奨学金も払えないなんてことはないだろうと思ったが、記事を読んでみると、働いていても非正規雇用で、生活がギリギリとなると、たしかに支払いに窮する人もいそうだなと思う。
 せっかく勉強しようと思って奨学金を借りたのに、その奨学金の返済もできないようでは何のための進学であり勉強だたのかと突っ込みたい気もするし、そういう自業自得な人もいるだろうが、親が亡くなったとか、介護が必要で仕事を辞めざるを得なかったなどの事情もある。そんな状況で数百万の借金があるとなったら、たしかに辛い。
 老後は誰しもが、身体が思うように動かなくなり、職もなくなっていくだろうから、これから高齢者比率が上がっていく中で間違いなく社会問題になるだろう。政府も介護離職ゼロを目指すと言っているが、本当にできるだろうか。育児ならあと何年頑張れば、と先も見通せるが、介護の場合はいつまで続くか分からない。育児休暇が取れるかどうかと言っている状態で、介護休暇が取れるのか。一年後には復帰の予定だった休暇取得者が、急に復帰できないとなった時、介護している親を放っておいて会社に来いとは言えないだろう。今後は待機児童よりも待機老人の方が多くなるだろうから、施設にもそう簡単に入れられない。
 ちなみに、うちの親も要介護で施設のお世話になっているが、それなりにコストもかかるし、入れっぱなしで放っておくわけにもいかず、手間もかかる。もし、この施設に入れられず、自宅で介護するとなった場合を想像してみても、かなり大変であることは間違いない。そしてその状態がいつまで続くか分からない。子供は生まれて6年もしたら小学校に行き始めるが、老人はどうなるかが読めない。中には元気になる人もいるかもしれないが、普通は徐々に介護度も上がり、手間とコストが高くなる。先が見えない中で、じわじわと負担も重くなるというのは辛い。だんだんと手が離れる育児とは逆だ。
 これは企業としてもなんとかしないといけない問題だろうと思う。だが、なかなか難しい問題だな。智恵を絞ろう・・・。
 そして、当然、個々人としてこうした状況に陥らないように備えをしておく必要がある。人生はいつかは終わるが、いつ終わるか分からない長期戦。数十年にもおよぶものだから、目先のことだけを考えていてはいけない。目先の勝った負けたではなく、長期戦で負けない生き方、負けない仕事の仕方ができるかどうか。負けないとは、現役引退後も元気で、家族や社会に面倒をかけなくても生きていける状態をキープすること。勝とうとするのではなく、負けないようにする。それがまずは大事だ。
 孫子の兵法でも、「昔の善く戦う者は、先ず勝つ可からざるを為して、以て敵の勝つ可きを待つ。」と、まずは負けない備えをしてから、勝つチャンスを待てと教えてくれている。拙著「仕事で大切なことは孫子の兵法がぜんぶ教えてくれる」(KADOKAWA)を是非読んで、負けないための人生や仕事について参考にして欲しい。

仕事で大切なことは孫子の兵法がぜんぶ教えてくれる

 そして、健康寿命を延ばすことも考えよう。いくら長生きできても、寝たきりではつらい。事故や病気の備えは難しくても体力維持くらいはできるだろうし、弱ってからでは散歩もできない。と、偉そうなことを言っている自分自身が運動不足で何もしていないから、2016年は負けないために何か始めてみようかな。
 負けない生き方が求められている。

孫子四部作

2015-12-01

 昨年、「孫子三部作」が揃ったことを報告したので、ここでまた報告しないのもなんだかおかしい気もするし、また同じようなことばかり書きやがってと思われるようで気が引けたりもするのだが、およそ一年ぶりに「孫子四部作」となったことをここでご報告したい。
 今回はマンガではない。マンガばかりではマンガの先生みたいな話になってしまう。しかし、マンガの力は絶大で、今や本屋さんはビジネスコミックが山盛りだ。私の「まんがで身につく孫子の兵法」(あさ出版)も売れた。もうちょっと売れてくれてもいいが・・・。お読みいただいた皆様に感謝。
 それは三作目だから置いておいて、本題は四作目。KADOKAWAさんから「仕事で大切なことは孫子の兵法がぜんぶ教えてくれる」という本が出る。これで孫子兵法関連本が四部作となった。

孫子四部作

 前作が売れたのはマンガのおかげだろと言われないためには、この新刊もそこそこ売れてくれなければならない。是非お読みください。
 タイトルはどこかで聞いたことがあるようなタイトルだが、中身のテーマは「負けない仕事術」。攻める前に守りを重視した孫子ならではの内容だ。
 どうも最近、安易に勝ちを狙い過ぎる人や企業が多い。敵も勝とうとしているわけだから、そう簡単に勝てるわけがないだろう。そこで焦ると、不正や虚偽に手を染めることになるから気をつけて欲しい。勝とうとする前に、まず負けない備えをすることが大切なのだ。
 負けないとはどういうことか。負けたと思っても生きていればまた勝てる。負けたように見えてもそこで諦めてしまわなければまたリベンジできる。臥薪嘗胆である。
 ちなみに、臥薪嘗胆は、私の座右の銘だ。孫子兵法家が、自らの座右の銘を持ち出した孫子兵法の4冊目。これが参考にならないはずはない。
 孫子13篇に沿って、負けないコンセプトでピックアップしたポイントを、まずは日本語読み下し。そしてその現代語訳。そこから現代のビジネスに応用し、負けない仕事をするための解説、という構成でできている。著者の勝手な「超訳」ではなく、ちゃんと現代語訳をつけた。
 もちろん、孫子の原文をそのまま現代語訳するだけなら、漢文の先生にお願いしておけば良いことになるので、私が30年来の経営コンサルティング経験で培ったビジネス応用術を注入してある。特に、20代、30代、40代の若い世代に読んで欲しい。孫子の兵法に興味を持ち、古典の勉強をしてみようかと思ってもらう孫子入門書である。
 2004年の「必勝の営業術55のポイント」(中央経済社)からはすでに10年以上が経った。月日が経つのは早いな。そこから、2010年の「孫子の兵法 経営戦略」(明日香出版社)、2014年の「まんがで身につく孫子の兵法」(あさ出版)と来たわけだが、やはり孫子の兵法は地道に売れるテーマなのだろうと思う。孫子そのものの価値が何しろ大きい。
 この孫子の持つ価値を、21世紀の人たちにより多く知ってもらうこと、活用してもらうことが、孫子兵法家としての私の使命だろう。
 引き続き、精進してまいります。

すでに起こった未来

2015-6-22

 「すでに起こった未来」というタイトルを読んで、P.F.ドラッカーの“THE ECOLOGICAL VISION”という論文集の邦題だなとピンと来た人は、なかなかのドラッカー通だろう。その日本語版が出版されたのは、1994年の11月。そこからすでに20年が経過している。時が経つのは速い。その本の中でドラッカーは、「重要なことは、『すでに起こった未来』を確認することである。すでに起こってしまい、もはやもとに戻ることのない変化、しかも重大な影響力をもつことになる変化でありながら、まだ一般には認識されていない変化を知覚し、かつ分析することである」と指摘している。
 20年前に初めて読んだ時、この言葉に気圧され、経営コンサルタントとして何をすべきか、頭をハンマーで殴られたような衝撃と共に気付かされた。企業経営の過去を見て、それが良いとか悪いとか診断したり、問題点を論って、偉そうな講釈を垂れるのではなく、企業経営者に「すでに起こった未来」について気付いてもらい、その未来をより望ましい形にするお手伝いをしなければ、経営コンサルタントとして高いフィーをいただく価値がない。
 もちろん、研究者でもないし、SF小説家でもないから、まだ見ぬ未来を語ることはできないが、すでに起こった未来をいち早く見つけ、それを教えてあげることはできる。94年に「すでに起こった未来」を読んで、即実行したのが、当時日本で商用利用が始まったばかりの「インターネット活用セミナー」だった。まだほとんどの人がインターネットなど体験したこともない頃で、セミナー会場にわざわざ電話回線を引いて、モデムでピーピーガーガーつないで、画像一枚表示するのに何十秒も待たないといけないようなものだったが、「すでに起こった未来」をお伝えすることはできたのではないかと思っている。もしかしたら、インターネットで海外の無修正エロ画像が見られるということだけを覚えて帰った人もいたかもしれないが・・・。だが20年前はそんな程度だった。まだブラウザはモザイクだったか、ネットスケープだった。インターネットエクスプローラーはまだなかった。あれから20年で、すでに起こっていた未来は、もはや当たり前となり、いつでもどこでも無線でネットにつながるようになった。20年前の昔話はこれくらいで・・・。
 肝心なのは今からだ。数年前から訴え続けており、すでにSales Force Assistantという二次元の世界でのプロトタイプは3年前に商品化もしたのだが、いよいよ現実となり、目の前に未来が現れた、ロボット活用を改めて訴えたいと思う。6月17日に、品川のコクヨホールで『情報システム部門がなくても出来る「戦略的IT活用経営」~システムのコストはゼロに近づく 構築から設定へのパラダイムシフト~』というセミナーを行ったのだが、そこで「すでに起こった未来」を感じてもらうために、pepper君に登場してもらい、受付業務と書籍販売を行ってもらった。

書籍販売をするpepper君
書籍販売をするpepper君

 その日はちょうど日経新聞の一面に、ソフトバンクさんと台湾の鴻海精密工業、中国のアリババが合弁会社を作り、pepperの量産を始めるという記事が出ていた。その後、20日には、pepperの一般販売が開始され、わずか1分で予定していた1,000台が完売したと言う。
 わずか数日でも、一般販売に先んじて、セミナー会場で「すでに起こった未来」を直接見て、触れていただけたのは良かった。ロボットはすでにこうして目の前にいる。すでに起こっていて元に戻ることはない。今後、人と企業のあり方に重大な影響を与えていくことになるだろう。日本においては人口減少も「すでに起こった未来」だから、人手不足でロボットに頼らざるを得ない部分が必ず出てくる。その時、企業経営面で何をしなければならないのかを考え、啓蒙していくのが私たちNIコンサルティングの役割である。すでにSales Force Assistantで実装している「ビジネスアシストロジック」をpepperのアプリとして提供していく準備は進んでいる。ロボットの登場は、今後人材の格差をさらに広げていくことになるだろう。ロボットを使いこなして付加価値の高い仕事を生産性高くこなす人材と、ロボット並の定型的なことしかできずに(もしくは定型的なことさえできずに)必要とされなくなる人材とに分かれていく。それが善か悪かを議論するのは学者や評論家に任せておいて、経営コンサルタントである私は、その変化を企業経営に活かし、それによって苦境に立つ可能性のある経営者や従業員さんに早目に警鐘を鳴らし、変化の必要性に気付いてもらわなければならない。
 企業としての購入もあると思うが、本体は19万8千円としても、通信費や保険料を合わせると3年間で100万円を超える費用を払ってまでロボットを買う人が殺到するという現実は、すでに起こった未来を暗示ではなく明示している。
 ちなみに、同じく17日に実施したセミナーでは、ウェアラブル端末による「すでに起こった未来」も実演させていただいた。Apple WatchやAndroidのスマートウォッチを活用することで、これもすでに「スマートウォッチ版 TOUCH!」という新機能を実装済みで、今後も機能拡張していく。「重要なことは、『すでに起こった未来』を確認することである。すでに起こってしまい、もはやもとに戻ることのない変化、しかも重大な影響力をもつことになる変化でありながら、まだ一般には認識されていない変化を知覚し、かつ分析することである」。
 すでに起こった未来から目を背けないようにしよう。もはや元に戻ることはないのだから。

一日わずか16円のIT活用

2015-4-27

 企業経営において、ちょっとした業務プロセスの自動化、情報の共有化、業務の可視化が必要となることがある。それまで紙の伝票だったり、電話連絡だったり、FAXを送ったり、メモ書きで処理していたような仕事を、ちょっと改善したい、ちょっとスピードを上げたい、ちょっとヌケモレをなくしたい、と思ったりすることがある。
 もちろん、経営コンサルティングをしていると、クライアント先で、「こんなことを未だに手書きでやっているのか」と驚くこともあるし、「ちょっとしたことだからシステム化したらいいのに」と思うことがある。エクセルのデータを一生懸命更新して、それを表にして、グラフにして、社長(会議)に報告しているのはいいが、「たったそれだけのためにどれだけ工数かけているんですか」と突っ込むことも良くある。
 だが、そのちょっとしたことをシステム化、IT化しようとすると、結構なコストがかかり、また時間がかかったりするのも事実だ。ちょっとしたことなのに、システム化する見積をとってみると意外に高い。おまけに何か月もかかると言う。「じゃー、今まで通り、手書きでいいや」となる。「今でも何とか業務は回っているし・・・」となってしまう。
 これが、中堅・中小企業でなかなかIT化、システム活用が進まない実態ではないだろうか。そこそこの規模があり、情報システム部門があって、簡単なプログラミングができたり、表計算のマクロが組めたりするような人がいれば、簡単にできることであったり、それ専用のソフトウェアを買っても充分ペイするだけの業務量があったりするのだろうが、中堅・中小ではそこに壁があって、突き破れない。生産性を上げることができない。特に拠点をまたいで情報共有したり、業務処理を進める場合には、IT化し、ネット活用すべきなのに、そこが越えられない。それで経営スピードを一気に上げることができるのに、だ。
 そこで、我々NIコンサルティングが作ったのが、月額480円、30日で考えれば、一日当たりたったの16円で、簡単に独自の業務アプリケーションを作成できる、ローコスト・クラウド・データベース「nyoibox(如意箱)」だ。箱の中にどんどん情報を入れていく感じで運用してもらえば良い。

クラウド型データベース『nyoibox』(如意箱)

 クラウドだから、サーバーなどの初期投資もいらない。ノン・プログラミングだから、素人でもドラッグ&ドロップで設定完了。もちろん業務が分かっていないとダメだが、「ここをもうちょっとこうしたい」という思いがあれば、それでOK。自分で設定するのだから、作ってみて思うようにできなければ、やり直せば良いだけ。ちょっとした変更で、イチイチお金をとられる心配もなし。当然だが、スマホやタブレットでも利用できる。
 一般的には、Webデータベース、クラウド型データベース、簡易データベースなどと呼ばれるもののようだが、そんなIT業界の呼び方、カテゴリーなど関係なし。要するに、「ちょっとした業務をシステム化」「ちょっとした情報をデータベース化」できれば良い。それもローコストで。おまけにノン・プログラミングで。
 世のWebデータベース、クラウド型データベース、簡易データベースの中には、「何でもできます」と言って販売していながら、実際にはプログラミングしなければ「何でもはできない」というものがほとんどだ。そのプログラミングができる情報システム担当者がいたりするのであれば良いが、それがいないから困っているのだ。イチイチそこを業者に頼んでいては、Webデータベース、クラウド型データベース、簡易データベースを使う意味がないではないかと突っ込みたくもなる。
 ローコスト・クラウド・データベース「nyoibox(如意箱)」は、誰でも、簡単に、プログラムせずにやりたいことができるデータベースだから「何でもできる」とは言えないが、「やりたいことがいろいろ自由にできる」。小さな会社でも利用しやすいように最低利用人数も3名とした。クラウド活用なので、1名で使っても意味がないので、一応3名から。利用人数に応じた課金だから、小さな会社は少なく、大きな会社はそれなりにお支払いいただく。それでも結局は一名あたり480円だから、大した額にはならないはずだ。
 これなら、誰でも、小さな会社でも、システム担当者がいなくても、使えるだろう。我々としては、このツールを使って、これまでちょっとしたことがシステム化されずに、手間がかかっていたようなことをIT化し、経営力を強化し、経営スピードを上げてもらいたいと思う。これぞ「コンサルティングの新しいカタチ」。口先だけ、理屈だけ、良いことを言っておしまいの従来型コンサルティングではなく、実行、実践の方法、道具までご用意。おまけに安い。
 一日わずか16円のローコスト・クラウド・データベース「nyoibox(如意箱)」でIT活用とそれによる経営革新を進めていただきたい。

大塚家具と事業承継

2015-3-30

 実の父と娘とのプロキシ―ファイトとなった大塚家具。同族内での内輪揉めのような話が大きなニュースになり、上場企業として如何なものかとの議論も巻き起こったが、結局、娘の大塚久美子社長側が勝利。上場企業なのだから、株主の賛同を得た方が勝つ、というのは当たり前だが、親子間の事業承継と考えた時には、大いに違和感があった。
 父、勝久氏は、大塚家具の創業者であり筆頭株主でもある。上場したわけだから、創業者だろうと関係ない、議決権ですべては決まると、一般の株主は言っていいと思う。それは当然だ。だが、実の娘が言うなと言いたい。娘が創業者の父親に対して会社の私物化を指摘する場面もあったが、兄弟が何人も会社に入り、現に娘が社長になっている時点で、同族が特別扱いされている。同族経営が悪いわけではない。上場企業でも同族で世襲している企業は少なくないし、非上場ではほとんどが同族だ。その同族経営で、創業者の娘だから社長になったのに、その娘が創業者を否定するのか・・・・。自己矛盾を引き起こさないか。父親のガバナンスに問題があると言うなら、その父親のおかげで社長になった自分にも問題があるということになるだろう。
 これが赤の他人ならいい。創業者だろうと、特別扱いしなくていいし、後継者がより良い戦略や方針を打ち出したにも関わらず、創業者が従来路線に固執して邪魔をするなら、老害を排除すべく株のシェアによって決着をつければ良いだろう。上場したのだから仕方ない。
 しかし、自分が生まれた頃に父親が創業した会社だ。両親が仕事を頑張っている姿を見て来ただろうし、その会社が成長し成功したからこそ良い教育も受けることができたのだろう。そしてその会社は上場まで果たした。それを成し遂げた父親の花道を実の娘が汚してしまうのか・・・。親父の好きにさせてやれよ・・・と思う。経営方針が気に入らなければ、別会社でも作って思うようにやればいい。株主総会に、母親まで出てきて、娘の批判をするのを聞いて、こっちが悲しくなった。未上場の小さな会社なら、見えないところで好きにすればいいが、上場企業で同族の争いをするなと言いたい。親父さんと顔も似ている・・・。これがまたなんとも悲しい。
 事業承継は、企業にとって大きな問題だ。多くの場合、社長の実子が継ぐことが多いが、最近は子供がいないとか、いても継がないとかで、第三者の承継も増えつつある。多くの企業の事業承継を見て来たが、後継者が同族でも、そうではなくても、先代や創業者へのリスペクトがないとうまく行かないと思う。先代に言うべきことは言えばいいし、何でも言うことをハイハイと聞けと言いたいわけではないが、議論の決着がつかなければ、最後は先代を立てておく方がうまく行くし、議論して決着がつかないような話は、どちらに転んでもいいような話なのだ。
 大塚家具の場合も、父親は高級路線、娘は低価格化で、どちらもやり方次第。経営にこれが正解という決まった答えはない。娘側の方針で今後どういう展開になるのかは、楽しみだ。現状、結構高い粗利率をキープしていながら赤字に陥っているくらいだから、ヘタな低価格化は、余程数量を伸ばさないと余計首を絞めることになりそうだ。
 どうしても私が創業者だからか、創業者の方に思い入れを持ってしまうが、事業承継には、先代への敬意と配慮が必要であり、同族の場合には余計、自らの寄って立つ後ろ盾を否定するようなことはしない方が良い。今回の騒動で、事業承継を考えている多くの企業が、後継者選びをどうするべきか今一度考え直していることだろう。その契機となったのは良いが、何とも後味の悪いお家騒動であった。
 大塚家具には行ったこともないし、今後もあまり用はなさそうなので、どうなってもいいが、ファンドか何かにいいように手玉にとられて結局経営権を失った、ということにならないように祈る。親父さんの側も、ズルズルと娘と争わず、株を全部売って、その金で長男と高級家具店でもやってもう一旗揚げてはどうか。その方が老後も楽しい。
 世の経営者のみなさん、後継者選びは慎重に。後継者のみなさん、親の経営が気に入らず、いくら議論しても納得してもらえなければ、黙ってそこから立ち去りましょう。

世界一から日本一を見る

2015-1-21

 毎年1月には、全国の拠点から社員が集まって「全社大会」と呼ぶイベントを行っている。12月が決算で、1月は期初でもあるので、経営方針などを発表したり、優秀社員の表彰を行ったりするのだ。そして後半は観光。昔風だと慰安旅行。なんだか慰安という言葉はイメージが悪いな・・・。それはさておき、全国から人が集まって、方針発表のための会議も行って、尚且つ観光スポットにも行こうとすると、場所に困ることになる。毎年、どこにするかとても悩ましい。
 今年は、横浜!!近っ!!東海道線ですぐ。これでは旅行気分にもならないので、全国から品川の本社に集まって、バスで横浜へ。バスでもすぐだな。昨年3月に本社が移転したので、拠点の社員は本社に来たこともないということで本社見学を済ませ、横浜へ。横浜といえば港。だがベイエリアはとれず、シェラトン。横浜駅、それも西口じゃないか!!
 社員の中には「私の家はここからすぐのところです」なんてことを言いに来る者も・・・。旅行気分になれないということを訴えに来たのか、横浜駅近くのいい場所に住んでいるでしょということを訴えたいのか、皮肉か嫌みか分からないが、そんな人もいるので、方針発表を終えたら夕食は中華街へ。これまたバス。電車に乗ったらすぐなのに、グルグル回って渋滞して結構時間がかかった。
 横浜駅あたりは学生時代にうろちょろしていたところで、懐かしさもあるが、さすがに結構変わっている。なんてことを考えながら、シェラトンの上層階からは、横浜港が綺麗に見えた。やはり港が見えないと横浜じゃない。
 で、ここからが本題。二日目は、横浜ではなくスカイツリー。東京じゃないか!それこそ電車ですぐなのに・・・と思うが、普段行く用もないし、こういう時にしか展望台にも上らないだろうから、まぁいいことにする。
 こんな感じ。


 青い空に白いツリーが映える。開業して3年近くが経っていて、もう人気も落ち着いているだろうと思ったら、展望台へのエレベーターはすごい人だった。全高(尖塔高)634メートルの世界一高い電波塔。やはり一番に人は集まる。展望台から東京タワーが小さく見えた・・・・。東京と言えば東京タワーだったのに、一番でなければ輝きを失うということか。。。少しさみしい気分に。
 展望台で一番人気は、日本一の富士山。天気が良くて富士山が綺麗に見えた。みんなが富士山方向に集まり、一生懸命写真を撮っていた。やっぱり一番が人気。二番手三番手ではダメなようだ。世界一のタワーから日本一の山を見て、改めて高みを目指さなければならないと決意する。低いところで、まぁこんなものでいいかなと思っていては人を集め、元気づけることはできない。


 スカイツリーでたまたま出会ったのだが、楽しかったのはロボットだ。千葉工業大学の展示スペースがあって、楽しませてもらった。無料だ。


 原発事故の時にニュースでも取り上げられていた作業ロボットの実演もあった。ゲームのコントローラーのようなもので操作ができる。人型ロボットもいたが、千葉工大では、研究室の学生さんたちが当たり前のようにロボットを作っているそうだ。もうあと5年もしたら、こんなロボットたちが普通に活躍する世の中になるだろう。軍事用ロボットでは米国に勝てないだろうが、それ以外の分野では日本が一番にならないといけないと思う。人口減少に打ち勝つ道はこの道しかないと私は考えているので、たまたまではあるが楽しかった。世界一から日本一を見ながらロボットのいる未来を想像する。そんな夢見る少年気分を味わった全社大会だった。

スパークリングな年末年始

2015-1-5

 明けましておめでとうございます。2015年もよろしくお願いいたします。
 さて、年末年始はどう過ごされましたか?私はふとしたことで、スパークリングな年末年始を過ごすことができました。普段はコンビニ中心の生活を送っているのですが、さすがに年末年始くらいは・・・と正月用の食材を求めて買い出しに。
 そこで出会ったのが、スパークリング清酒。発泡日本酒ともスパークリング日本酒とも呼ぶようですが、炭酸ガスを含んだシャンパンのような日本酒です。普段は酒などほとんど飲むこともなく、土日に軽く一本、ビールじゃなくて発泡酒を飲む程度で、ましてや日本酒など飲んだりすることは滅多にないのですが、「ぜひお正月に飲んでください」と可愛い瓶たちが並んで私に声を(?)かけてきたのです。
 実は、CMで見た透明な梅酒に興味を持って、なぜ梅酒なのに透明なのか・・・を突き止めるべく酒売り場に迷い込んだのです。そうしたら、透明な梅酒を見つける前に、目に飛び込んで来たのがスパークリング清酒です。
 まず瓶が可愛いのです。女性向けなんでしょうね。まぁ正月だし、日本酒もまたよし。せっかくだから飲み比べをしてみるかと、その売場にあったスパークリング清酒を一本ずつ買い込んで帰ったのです。
 調べてみると、スパークリングとは呼んでいなかったでしょうが、戦前からあるらしく、20年ほど前から酒造メーカーがこぞって参入し、今では100銘柄を超えるそうです。言われてみれば、どこかで飲んだこともあるような・・・と思いつつ、飲んでみると、甘くて炭酸も利いて、飲みやすい。アルコール度数は低めですが、これで調子に乗って飲んでいたらヤバイやつです(笑)。やはり女性向けを意識した商品なのかな。一日で一気に試し飲みしたかったけれども、正月早々飲み過ぎて吐いたりするのも何なので、日にちを分けて飲み比べ。
 どれも美味しかったけれども(味が分かるほど酒飲みではないわけですが)、飲み比べした中で一番美味しく感じたのは、これ。


飲んだ証拠に栓を開けた瓶を後からスマホで撮影

 ワンカップで有名な大関さんの、「花泡香」です。
 商品紹介サイトを見てみたら、酒文化研究所(よく知りませんが・・・)が主催する「ワイングラスでおいしい日本酒アワード2014」の「スパークリングSAKE部門」にて最高金賞を受賞していました。なるほど!!美味しいのも納得。私の舌が良いのか、たまたまなのか分かりませんが、こんな賞があるんだなと感心した次第。ワイングラスが基準で、日本がそれに迎合しているようではありますが、たしかにワイングラスで飲みたい感じのお酒です。日本酒の飲み方を拡げるのにいいですね。日本にある良いものを、現代風にアレンジするのは、この日本酒に限らずもっとやったらいいと感じます。
 と、ふとしたことから興味を持って、いろいろ調べていたら、製法や種類もたくさんあるので、まだまだスパークリング清酒の世界を探求してみないといけません。透明な梅酒の謎に迫るのはまだ先になりそうです。2015年をスパークリングでエキサイティングな一年にしていきたいと思います。よろしくお願いいたします。

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