長尾一洋長尾一洋

修羅の都

2018-04-16

 「武田家滅亡」「西郷の首」「武士の碑」「義烈千秋 天狗党西へ」「王になろうとした男」「天下人の茶」などで知られる人気歴史小説家、伊東潤先生の「修羅の都」(文芸春秋刊)を読んだ。鎌倉幕府を開いた源頼朝と北条政子の物語だ。
 表紙をパシャリ。印象的な表紙だ。

修羅の都

 表紙の絵はちょっと怖いが、北条政子が思っていたよりも優しい女性として描かれていた。頼朝よりも政子の方が怖いイメージだったのだが、武士の世を作るために、修羅の如く、歯向かう人間を粛正していく頼朝。その因果かどうか、晩年には人を信じられなくなる頼朝。平家を倒し、公家の勢力を抑えながら武士の世を切り拓いた成功ストーリーでありながら、何とも切なく悲しい物語でもある。
 作者は、日本IBMなどの外資系企業を経てコンサルティングも行っていた経歴の持ち主である伊東潤先生。地元神奈川を舞台にしたものでもあり、北条、武田あたりの東国武将を得意とされる伊東先生ならではの作品である。鎌倉幕府、源頼朝をこのような切り口で描いた作品は他にはないのではないかと思う。
 内容はもちろんなのだが、本書を読んでテンションが上がった理由がある。実は、伊東先生のサイン入りの本だったから。サインはこちら。

サイン画像

 余計な言葉などは削ぎ落し、名前がドーン。この潔さがいい。私にもこんな潔さが欲しい。サインは豪快だが、小説は綿密な取材と研究によって緻密に書かれている。そして深い心理描写。本書でも権力者やそれを取り巻く人たちの心の揺らぎを見せてくれる。
 伊東先生は、歴史に詳しいのは当然ながら、元々IBMにいたくらいだから、最新のテクノロジーにもお詳しい。その不易と流行を知る知見を是非多くの人に伝えてもらいたいと思って、先生の講演会を企画している。乞うご期待。戦国武将がいかに最新のテクノロジーを使いこなしたか、拙著「AIに振り回される社長 したたかに使う社長」とも絡めて語ってもらえればと考えている。
 鎌倉時代も戦国時代も幕末も1963年の横浜も、独自の視点で楽しませてくれる伊東先生に感謝。

AIに振り回されるか使いこなすか

2018-04-02

 人工知能(AI)やIoT、ビッグデータ、ロボット、Fintechだ何だと、連日テレビや新聞、雑誌で目にし耳にする。中には、「第4次産業革命」であると言う人もいる。私の会社でも仕事の生産性を上げる「AI秘書」を提供していて、新聞広告なども出しているから、AIブームの一翼を担っていることになるのだろう。だが、30年も経営コンサルタントをしていると、産業用ロボットによる「無人化革命」に始まって、「PC革命」「インターネット革命」「IT革命」「モバイル革命」「ユビキタス革命」等々、どれだけ革命を起こすのかと言いたくなるくらい多くの革命を経験して来たので、あまり大袈裟に騒ぐ必要はないのになと思うことがある。
 一方で、テクノロジーの進化は確かにあって、それまで不可能だと思っていたことが実現できていたり、SF映画の中の話だと思っていたことが現実になっていたりもするので、決して無視はできないし、そのテクノロジーをうまく導入し、使いこなして企業経営を変革させ、成果をもたらしたいと常日頃考えている。
 そんな経営コンサルタント歴30年の経験を踏まえて、テクノロジーの進化に振り回される社長や企業と、それらをしたたかに、うまく活用して経営を革新する社長や企業がいることを本にまとめてみた。その本がこちら、「AIに振り回される社長 したたかに使う社長」(日経BP社)である

AIに振り回される社長 したたかに使う社長

 そのまんまのタイトルじゃないか!と突っ込みたくなるだろうが、本のコンセプトをよく表した書名だと思ってもらいたい。「振り回され社長」と「したたか社長」が登場して、なぜ振り回されるのか、なぜうまく使いこなせるのかを明らかにする。もちろん、どうすれば、人工知能(AI)やIoT、ビッグデータといったテクノロジーを活かせるかについても分かりやすく解説している。
 そのポイントはドメインシフトとフィードフォワード。特にフィードフォワードについては「フィードフォワード経営」というコンセプトで整理して、どのように企業経営の革新に活かせば良いか、テクノロジーをしたたかに使えば良いかを説明してみたので、是非読んでいただきたい。
 フィードバックという言葉は一般によく使われるが、フィードバックというくらいだから、過去に対する振り返りであり、相手を評価したり批判する要素が含まれやすい。もちろん褒めるというポジティブなフィードバックもあるのだが、そこには必ず上から目線の評価が含まれていて、フィードを受ける側は素直に受け取れなかったりする。
 それに対してフィードフォワードとは、未来に対する働きかけであって、前向きな支援やアドバイスが含まれており、受け取る側も受け入れやすい。これからやろうとすることに対してフィードされるので、すぐに役に立つし、当然結果にもつながりやすい。問題は、フィードのタイミングであって、事前に届ける(フィードする)ことができないと意味がなくなる。そこでテクノロジーを用いるのだ。
 フィードバックもフィードフォワードも制御工学の用語であり昔からあった言葉だが、テクノロジーの進化と普及によって、事前に先行情報をつかんで、事前に制御内容をフィードするということが可能になったのだ。
 産業革命並のインパクトがあるなら、避けて通ることはできないし、それほどではなくてもすでにIoTやAIの普及は始まっているのだから無視もできないだろう。そうであるなら、早めに取り入れてしたたかに使いこなす方法を考えるべきだ。「AIに振り回される社長 したたかに使う社長」(日経BP社)でその具体的な方法をつかんでいただきたい。

AI・IoT・ロボットの時代

2018-01-26

 新聞を読んでも、テレビを見ても、AIや自動運転、IoTやロボット、ドローンやAIスピーカーなどの話題が溢れている。その片棒を担ぎたいわけではないが、弊社でも橋本環奈ちゃんをイメージキャラクターに起用して「AI秘書」の広告を打っている。そういう時代が来るであろうことは分かっていたから準備もして来たわけだが、いよいよ今年はIoTの普及が本格化して、AIの出番も増え、「IoT元年」「AI元年」と呼んでいい年になるだろう。
 そう考えて、毎年1月に行っている全社員を集めて経営方針の発表などを行う「全社大会」の行先を、今年はラグーナテンボスの「変なホテル」にした。長崎のハウステンボスではなく、愛知県蒲郡市のラグーナテンボス。長崎まで行くと高いので、蒲郡で我慢(笑)。
 「変なホテル」のコンセプトは、ホームページから引用すると『「変なホテル」は先進技術を導入し、ワクワクと心地よさを追求したロボットホテルです。 フロントでは多言語対応のロボットたちがチェックイン・チェックアウトの手続きを行い、温かみを感じるロボットたちとの楽しいひとときに、心をくすぐられることでしょう。「変」には「変化しつづける」という意思が込められ、目指すは、常識を超えた先にある、かつてない感動と快適性。そんな「変なホテル」は「初めてロボットがスタッフとして働いたホテル」として、ギネスにも登録されました。』だそうだ。AI・IoT・ロボットの時代を感じるのに最適なホテルである。
 出迎えてくれるのは、人型ロボットではなく恐竜ロボットだ。見た目は怖いのに、声は女性の声。こんな感じの恐竜だ。

変なホテル

 団体でのチェックインなので、恐竜君を相手にチェックインすることはなし。見て終わり。部屋にはすごいロボットがいるに違いないと思ったが、恐竜のぬいぐるみに覆われたタブレットが置いてあった。あとは廊下にお掃除ロボットが堂々と置いてあったが、市販のものと同じような感じでワクワクはせず。
 気分を変えて、夕食へ。Chef’s try tableというレストランで、あの落合シェフプロデュースのイタリアン。いつもの宴会気分にはなりにくいお洒落な感じ。ロボットが接客するわけではないが、やはり人員を削減しているのか、省人数で回そうという空気を感じる。せっかくだから、ドリンクの注文くらいはロボットにとらせるようにして欲しかったが、贅沢は言わずに我慢。
 そこで、2017年に活躍してくれた優秀社員の表彰も行なった。その名も「NI大賞」。社員からの推薦によって候補が上がり、役員で議論して5部門の大賞を決定する。この社員からの推薦というか投票が面白い。目立たないところでも頑張ってくれている人を周りの人はよく見ているなと思う。もちろん目立つところで活躍した社員にも票が集まる。この辺りのバランスを考えながら決定するのだが、活躍する人は毎年活躍したりするから殿堂入りも考えないといけないな。
 そんなこんなで、未来を感じた「変なホテル」を出発し、2日目は過去にトリップするべく浜松城に向かう。浜松城は、天下人となった徳川家康のかつての居城であり、歴代の浜松城主の多くが幕府の重役に出世した例が多いことから出世城と呼ばれている。それにあやかるべく浜松城に入城。出世城の割に小さい・・・。富士山が見えそうだったが、雲がかかってよく見えず。残念・・・。仕方がないので、「若き日の徳川家康公」像をパシャリ。

若き日の徳川家康公

 徳川300年の礎を築いた徳川家康にあやかって、NIコンサルティングの経営も盤石なものにしたいと思う。AI・IoT・ロボットなど最新のテクノロジーが幅を利かせる時代だからこそ、時を経ても変わらないものを大切にしなければならない。ちなみに、「先見と本質」が我が社の社是である。AI・IoT・ロボットの時代に、「先見と本質」を踏まえどういう経営をしていくべきか、引き続き提言していく所存である。

孫子七部作

2017-12-06

  2016年の5月に、この雑記で「孫子六部作」を書いてから、およそ1年半。ついに、というか、ようやく、というか、またか?と思う人もいるかもしれないが、孫子関連本の7冊目が出来上がった。ここに「孫子七部作」が揃ったことをご報告する。
 7冊、並べてみよう。

孫子七部作

 これまでは赤基調が多かったが、今回は黄色い。まぁ色はどうでも良いのだが、表紙と本文中のイラストは、人気イラストレーター、サイトウユウスケ氏に依頼(私が依頼したのではなく集英社さんが依頼したのだが)。素敵な絵でいい感じだ。ちなみに、裏話だが、女の子のイラストをどんな感じにするかと聞かれて、弊社のイメージキャラクターである橋本環奈ちゃんの名を伝えたら、そんな感じに上がって来た。まったく環奈ちゃんそのものではまずいのだろうが、それとなく環奈ちゃんにそっくり。さすがに上手い。是非イラストもチェックしてみて欲しい。
 なぜ、そんな有名なイラストレーターさんにお願いして、綺麗な絵を入れたかというと、若者向けの就活本だから。なんと、今回は高校生から20代までの若者向けに、孫子の兵法を「仕事えらび」に活かす方法を書いている。マンガではないけれども、文字ばかりではない。文字文字しいと若者は手にも取ってくれないだろうし、おまけに題材は中国古典の孫子だ。そのままでは若者が読むわけがない。そこで若者にウケるイラストが必要になる。
 それでも、高校生や大学生がいきなり孫子に興味を持つことはあまりないだろうから、是非、40代50代の親御さんに読んでもらいたい。子供たちが進路に悩み、就職先に悩んでいる時にアドバイスするための指南書だ。何十年も前の自分たちの就活と今の就活は事情が違うからその辺りを学ぶのにも良いだろうし、できれば子供用にもう一冊買って本人にも読ませ、親子でこの本を題材に語り合うと良いだろう。その場合、決して一冊を回し読みしないこと(笑)。
 タイトルをまだ紹介していなかった・・・。書名は、「孫子の兵法で勝つ仕事えらび!!」。サブタイトルに、「戦わずしてつかむ、就職・転職・起業」と入る。そう、単なる就活ノウハウ本ではないから、就職だけでなく、転職や起業についても触れている。もっと言うと、今や人生100年時代に突入したので、「セカンドキャリア」「サードキャリア」を積んで人生最後まで充実して過ごすことも提言している。これからの時代は、70歳現役は当然になり、80歳くらいまでは働くという人が多くなるだろう。還暦から20年である。20年もあれば、更にひと仕事、ふた仕事できる。そこまで見据えて、どういう仕事えらびをすべきなのかを考えるべきであり、その時の指針となるのが、孫子の兵法である。
 就活本なら、もうちょっと早く、夏には出しておくべきではなかったのかとお思いの方もおられるだろう。そうなのだ。今や3年生の夏休みからインターンシップが花盛り。すでに2019年入社の就活はスタートしている。だからそもそもは7月くらいに出すという話もあったのだが、敢えての12月。夏のインターンが終わり、就活生たちが「これって本当にインターンなの?」「実は選考されているんじゃないの?」と疑問に思いながらも、冬のインターンが始まろうとするまさにこの時に、「孫子の兵法で勝つ仕事えらび!!」だ。兵とは詭道なり。インターンが就業体験なのか採用選考なのかという謀略・奇法・詭道が繰り広げられる現実があるからこそ、孫子の兵法である。
 そこで、孫子の兵法的にどう対処すべきかは本書をお読みいただきたいが、孫子兵法家としてはより多くの人、それも出来るだけ若い人に孫子の兵法を知ってもらい、そのビジネス応用、仕事への活用を進めてもらいたいと思う。「孫子の兵法で勝つ仕事えらび!!」を読んだ若者が、社会人になったら「仕事で大切なことは孫子の兵法がぜんぶ教えてくれる」(KADOKAWA)を読み、ちょっと心が疲れたら「まんがで身につく孫子の兵法」(あさ出版)を読んで元気になって、ビジネスの戦略を考えるようになったら「孫子の兵法 経営戦略」(明日香出版社)や「マンガでわかる!孫子式 戦略思考」で戦略を考えてくれると嬉しい。そして人の上に立つリーダーになったら「キングダムで学ぶ乱世のリーダーシップ」(集英社)を。もちろん、リーダーになる前に読んでもいい。
 いずれにせよ、孫子という珠玉の智恵が詰まった古典を、古臭いもの、堅苦しいものとして敬遠するのではなく、是非試しに読んでみて現代に活かして欲しい。これが孫子兵法家の願いである。

さよならコクヨホール

2017-11-15

 長年お世話になってきた、東京・品川のコクヨホールが、2017年12月末で営業終了することになってしまった。品川駅から徒歩5分ほどの好立地にあって、弊社の本社が至近ということもあり、何度も使わせてもらってきた。ホール形式の立派な施設なのに料金も良心的でコクヨさんの社会貢献魂を感じる運営だった。1982年の開業から35年。たしかに多少古くなった感はあったが、それがまた風格というか味を出していて素敵だったのに・・・。
 そのコクヨホールを使わせていただいて、恐らく最後となるであろうセミナーを11月14日に行った。タイトルは、「これならできる!!働き方改革セミナー 投資コスト以上のリターンを実現しつつ生産性を上げるには」である。コクヨホールの最後をじっくり堪能するために、二部構成の一部二部ともに講師は私。午後半日、しゃべり倒しだ。
 第一部は、「かけたコスト以上にコストダウンしつつ『働き方改革』を実現する方法」と題して、全部門共通で働き方改革の進め方をレクチャー。かけたコスト以上にコストダウンするから、コストのことを考える必要なし。それで生産性が上がって働き方改革が進むのだから誰も文句はないだろう。黙って進めていただければ良い。
 第二部は、「かけたコスト以上に利益アップしつつ『働き方改革』を実現する方法」と題して、営業部門での働き方改革の進め方をレクチャーした。働き方改革の推進と営業力強化や顧客対応は相反する動きであり、矛盾している。その矛盾を矛と盾という武器で解決する。矛と盾と言えば「普通の人でも確実に成果が上がる営業の方法」(あさ出版刊)だ。セミナーではじっくり説明する時間がないので帰って復習するための副読本とした。営業部門がどう働き方改革を進めるべきか、私以上に解説できる人はいないだろうなぁと心の中で自画自賛しながらしゃべる。かけたコスト以上に利益アップしておまけに生産性も上がるのだから、黙って進めていただければ良いと思いながらしゃべる。
 こんな感じでしゃべる。


 曇りの予報だったのに、ポツポツと弱い雨が落ちて来たのだが、多くの方に来場いただき感謝。コクヨホール最後のセミナーが空席だらけだったらガッカリだ。大した雨じゃなくて良かった。せっかく来ていただいたのだから、受講費用と時間コスト以上の価値を感じてもらわなければならない。つい熱がこもる。
 そして、またしゃべる。こんな感じ。


 今度は逆側から撮影。こっち側の方が演台がかぶってなくて見やすいな。働き方改革を実現する鍵は、「時間と場所の制約を超える」ことにあるのだが、さらに今回は時間当りの生産性を高めるために「フィードフォワード」という概念をご紹介した。よくある「フィードバック」ではなく「フィードフォワード」。これができるから仕事の質が高まる。
 もちろん、生産性を上げると言えば、AI秘書(Sales Force Assistant)も忘れてはならない。これからの時代はITはもちろんAIも使うしかない。AI秘書もコストは低く抑えているから、是非活用してもらいたい。コスト以上の成果が出ることは間違いない。
 そんなことをしゃべっていたら、夕方5時になり、セミナー終了。ついにコクヨホールとお別れだ。微妙に雨が降っているのが、別れを惜しむ涙雨のようだった。
 さよならコクヨホール。何度もありがとう。コクヨさん、建て替えですか? 是非素敵なホールを作ってください。品川の文化振興のために。採算優先でゆとりのない高層オフィスビルにしないでくださいね・・・。
 来年からどこか他の会場を探さないといけないな・・・。綺麗な会場はあるんだけど、普通の会場は平板で味気ないんだよな~~。品川にホールを自前で持てるほどの力を持ちたいものだ。いつの日か。SOMEDAY(by 佐野元春)誓うよSOMEDAY♪ 信じる心いつまでもSOMEDAY・・・。 

孫子のアイドル兵法!終了

2017-10-13

 今年の3月に、この雑記で、元トップアイドルが孫子の兵法を用いて素人の女子高生をアイドルとして育てていくという漫画「孫子のアイドル兵法!」をご紹介して、若い人が孫子の兵法に興味を持ってくれれば良いと書いていたのだが、その第2巻が出た。
 引き続き、可愛いアイドルが孫子の兵法を駆使して、立ち退きを迫られている古い商店街を救っていくストーリー展開。こういう漫画で孫子の兵法の認知を上げ、兵法家の裾野を広げてくれるのは大変嬉しい。
 と、思いながら読み終わったら、なんと完結してしまった。作者の「わだぺん。」氏によると、「孫子の兵法を使いこなすにはまだまだ修行が必要だと再確認した」そうだ。なんとも残念・・・。
 やっぱり若者たちが読む漫画のネタとして、孫子はフィットしなかったのかな。漫画とアイドルと孫子の兵法というコラボに挑戦した作者のチャレンジ精神に敬意を表して、その辺にあった孫子本たちと並べて記念撮影。


 米国の孫子本もあれば、荻生徂徠もあり。こども向け孫子も。その中心で異彩を放つ「孫子のアイドル兵法!」ではあるが、立派な孫子本として認定したい。
 もちろん、漫画と孫子と言えば、「まんがで身につく孫子の兵法」(あさ出版)と「マンガでわかる孫子式戦略思考」(宝島社)をまず読むべきなのだが、私の2冊はどうしてもビジネスがテーマになるので、学生さんなどにはアイドルが孫子の兵法を使うという切り口もあっていい。
 KADOKAWAのドラゴンエイジで連載が終了したのであれば、是非集英社のヤンジャンあたりに続編を売り込んでもらいたい。ヤンジャンであれば、大人気の「キングダム」もあるし、中国古典がらみも受け入れてもらえるのではなかろうか。読者の年齢層も少し上だろうし。そこで「キングダム」と「孫子アイドル」のコラボでもあれば、「キングダムで学ぶ乱世のリーダーシップ」(集英社)を書いた私にも何か出番が回ってくるかもしれない。フフフ…。
 なんだ、結局自分のためじゃないか!と思わないでいただきたい。より多くの人に孫子の兵法を知ってもらいたいのだ。アイドルにも、漫画にも、もちろんビジネスにも、そして就活や転職にも、孫子の兵法は役に立つものだからだ。特に若い人に読んでもらいたい。その点で、この「孫子のアイドル兵法!」が終了してしまったことは誠に残念である。

普通の人でも成果が上がる出版記念

2017-05-18

 4月の終わりに出た「普通の人でも確実に成果が上がる営業の方法」(あさ出版)の出版記念セミナー全国行脚が始まった。北は北海道、札幌から、南は九州、鹿児島まで9都市で開催。いつもなら、NIコンサルティングの拠点がある8都市で・・・となるところだが、今回は+鹿児島。来年の大河ドラマ「西郷どん」にあやかったわけではない。あやかりたかったわけでもない。それにはまだ早過ぎる。あやかるのには早過ぎるが、「西郷どん」は楽しみにしている。なぜなら今年の大河「おんな城主直虎」があまりにもつまらないから・・・。柴咲コウちゃんに期待していたのに、子役の演技に引っ張られ過ぎではないかな。そもそも井伊家という題材もちょっと小さ過ぎて、大河ドラマというよりも小川ドラマ。まぁ直虎の成長に期待するとしても、西郷隆盛には及ぶまい。
 という鹿児島と大河の話は置いておいて、「普通の人でも確実に成果が上がる営業の方法」出版記念セミナーだ。5月16日に東京、品川のコクヨホールで全国行脚がスタートした。コクヨホールの様子は、こんな感じ。


 ここは、品川駅からも近いし、NIコンサルティングの本社からも近いので、よく利用させてもらっている。ホール形式になっていて、気分がいいし、ホテルみたいに高くないのも良い。なかなか予約がとれないが・・・。
 本の中身も行間を埋めるように解説し、さらに本には書いていない内容もドドーッとお伝え。営業が抱える7つの矛盾を「矛か盾か」という対立ではなく、「矛も盾も」という両立によってクリアすると、普通の会社の普通の人でも確実に成果が出せるようになるという話なのだが、この内容を一社でも多くの普通の会社にお伝えしたいと思う。
 多くの会社、多くの営業部門が、普通の会社であり、普通の人ばかりなのに、スゴい営業マンや、営業本を書くくらいの武勇伝を残した人の真似をしようとして失敗しているのを、私はこの30年間ずっと見て来た。
 もちろん、私も彼らの真似をしようとしたこともある。30年ほど前に某外資保険会社の営業マニュアルと営業指導ビデオを見て勉強したこともある。(保険のセールスをやっていたわけではない。あくまでもコンサルティングの一環での研究ね・・・)かなり量があって、一通り見るだけでも大変だった。
 これも30年近く前の話だが、某外資の百科事典営業を勉強のためにと会社に招いて、実際に営業を受けてみたら、まんまと何十万ものローンを組まされて、今ではきっと開くこともないであろう百科事典を買わされた同僚を見て、その営業トークにビビったこともある。(もうちょっとで私も買うところだった・・・あぶない、あぶない・・・)
 その後も、いろいろな営業本を読み込み、様々な営業研修も体験し、もちろん自分でも営業研修、営業指導をやってきたが、普通の会社の普通の人には、そうしたスゴい営業は無理だということがよ~く分かった。もしそれが出来るくらいなら、その人はその普通の会社を辞めてフルコミッションの世界に飛び込むか、起業してしまう。そもそも、そんな人は滅多にいない。
 30年いろいろな会社を見て来たが、ほとんどの会社は普通の会社であり、普通の人しかいない。だから、経営コンサルタントとしての私の仕事は、普通の会社の普通の人が、確実に成果を上げられるようにすることだ。それを本にしたのが、「普通の人でも確実に成果が上がる営業の方法」だ。かなり自信があるので是非読んでいただきたい。
 そして、「普通の人でも確実に成果が上がる営業の方法」出版記念セミナーへどうぞご参加ください。リアルな、生々しい、LIVEで私の培ってきた知見をお伝えします。あるべき論ではなく、リアルな営業の世界の話なので、多少言葉が荒れます。上品さを求める方はご遠慮ください(笑)。精神論でもありません。綺麗事ではなく、確実に成果を出す内容ですので・・・。
 全国行脚の最終は、6月27日の名古屋です。1ヶ月半に渡るセミナー行脚になります。どこかの会場でお会いできることを楽しみにしております。セミナーに来れない方は、是非本をお読みください。

平均つながり&7つながり

2017-04-24

 東京FM系のJFNで、日曜日の17時からオンエアされているラジオドラマ「NISSANあ、安部礼司~BEYOND THE AVERAGE~」をご存知だろうか。極めて普通で平凡な、平均的サラリーマン、その名も安部礼司が主人公の少しゆるめのドラマである。東京・神保町の大日本ジェネラルという会社に勤務しているという設定で、上司や後輩たちとのドタバタ劇が繰り広げられる。私は日曜日に仕事場から自宅に帰るまでの間、およそ30分程だがクルマでこのラジオを聴いている。
 なぜこのラジオを聴いているのか?と気になる人もいるだろう。いや、いないか・・・。一応理由を説明しておくと、普通の会社の普通のサラリーマンがどんなことを考え、どんなことに悩んでいるのかを知りたいからである。毎週、その時に旬な話題が取り上げられ、平均的なサラリーマン安部礼司が、それを解決したり悩んだりして行くのだ。そして、「日本全国サラリーマン実態調査」というのもホームページを通じて行っていて、調査結果や一般リスナーの意見も聞くことが出来る。ちょっとゆるくて、ふざけた感じのドラマなのだが、普通の会社の普通の人の仕事をどう改善すべきを日々考えている私にはとても貴重な情報番組だ。
 それがなんと驚いたことに、そのラジオ番組を元にした本が4月20日に出た。「平均的(アベレージ)サラリーマンの最強の生き方~なぜかうまくいってる人が大切にしている7つのこと~」(チーム安部礼司+TOKYOFM)という本である。
 なぜ驚いたかというと、その翌日、4月21日に拙著「普通の人でも確実に成果が上がる営業の方法」(あさ出版)が出たからだ。拙著には普通の会社に勤める普通の営業マン、平均(たいらひとし)が登場するのだが、実はこの登場人物の名前を考えた時に思い浮かんだのが、何を隠そう安部礼司(AVERAGE・平均)である。安部を首相の安倍にし、礼司を怜治にでもするという手もあったが、それではほぼ丸パクリだ。そもそもAVERAGEなのだから、平均。これを「たいら・ひとし」と読む。これを思い付いたのは、大学時代の友人に中村均がいたから。平均の均と書いてヒトシ。これだ!!と閃いたわけだが、まさかそのラジオから本が出て、しかも平均をいただいた拙著とほぼ同時発売とは・・・。
 嬉しくなって、「平均的(アベレージ)サラリーマンの最強の生き方」(マガジンハウス)を買って、平均つながりの拙著と並べてパシャリ。


 そして、つながりは平均だけではなかった。副題に、「なぜかうまくいってる人が大切にしている7つのこと」とあるのだが、拙著の方でも、営業部門が抱える7つの矛盾について取り上げて解決方法を提示している。なんと「7」つながりもあった。
 読んでみると、同僚との会話におけるジェネレーションギャップを埋めるという項で、「エビちゃん」と言われて、蛯原友里ではなく「ユニコーンのベースの人でしょ」と言ってしまうというエピソードがあった。完全に終わったオジサン扱いされているが、ユニコーンのEBIは私の同級生だ(笑)。そして、そういう時に聴くべき曲は、ユニコーンの「大迷惑」だそうだ。ちょっとこの「NISSANあ、安部礼司~BEYOND THE AVERAGE~」が狙っている層は、私より一世代下のようだ。団塊Jr.世代狙いだな。だが、ターゲットから外れたオジサンもしっかり日産車には詳しくなった。ほぼ毎週聴いているので・・・。
 ということで、今、巷では、普通の会社の平均的な普通の人が熱い。

韓非子つながり

2017-04-20

 コミックス累計3000万部を突破し、初版最高部数を更新中の人気漫画、「キングダム」の46巻についに韓非子の名が登場した。秦の中華統一に影響を与えたという韓非子が、因縁の相手、李斯との関係も含めてキングダムでどう描かれるのか、とても興味がある。不遇の天才とでも言うべき韓非子をどんなキャラにするのか、そしてその韓非子を表舞台に引き上げておきながら、死に追いやる李斯の心中をどう絵にするのだろう・・・。う~ん、楽しみだ。
 そのキングダム46巻の2日遅れで、拙著「普通の人でも確実に成果が上がる営業の方法」(あさ出版)が出る。実はこの本にも韓非子が登場。なんと、キングダムと韓非子つながり!!!(笑)
 45巻に続いて46巻も、多少強引につなげてみる。写真も並べてパシャリ。


 また、キングダムの勢いを借り、勝ち馬に乗ろうとしているのではないかと思われるかもしれないが、これこそが孫子の兵法の実践でもある。孫子は、『智将は務めて敵に食む。』とも『敵の貨を取る者は利なり。』とも言い、敵の食糧や武器などを活用することを説いている。もちろんキングダムは敵ではないが、相手の力や勢いを借りると考えれば同じことだろう。
 戦いに勝利するには勢いが必要だ。孫子は、『善く人を戦わしむるの勢い、円石を千仭の山に転ずるが如き者は、勢なり。』と言った。キングダムは円石だ。坂道を勢いよく転がっている。これに私を巻き込んでもらえると助かる。まさかここで韓非子つながりがあるとは・・・。ありがたい。
 ところで、「普通の人でも確実に成果が上がる営業の方法」と韓非子がどう関係あるのかは、読んでからのお楽しみ。是非、お読みください。キングダムをまだ読んでいない人は、是非キングダムもお読みください。 >

孫子のアイドル兵法?!

2017-03-16

 元トップアイドルが孫子の兵法を用いて素人の女子高生をアイドルとして育てていくという漫画を発見。その名も「孫子のアイドル兵法!」。孫子兵法家としては、孫子の兵法がついにアイドル育成にまで用いられるようになったという嬉しいような、そこまでやらなくていいような、複雑な気分になる。Amazonで発見した時は、孫子をテーマにしたビジネスコミックかなと思って、よく中身を確認せずに注文したので分からなかったのだが、ドラゴンエイジという月刊誌に連載されているガチな漫画のようだ。作者は、「わだぺん。」氏。
 ちなみに表紙をカシャ!


 萌え系かアキバ系かラノベ系か、よく分からないが胸を強調した可愛い女の子の絵が満載で、普通の書店では恥ずかしくて買えない。立ち退きを迫られる寂びれた商店街をご当地アイドルが救うというストーリー。これまた巨乳の叔母さんが電撃引退したトップアイドルを引っ張り出すという思い付きで主人公の女子高生が振り回されて行くのだが・・・。なぜかその元トップアイドルが孫子の兵法好きの歴女だったという設定で、この子が孫子の兵法を諳んじつつ、物語は進む。孫子の兵法を現代のビジネスに応用するという孫子兵法家の領域を侵食しそうな勢いだが、可愛いアイドルだから許そう。
 もちろん、孫子の兵法を漫画にし、可愛い主人公を登場させるというのは、孫子兵法家の方が先を進んでいるわけで、負けるわけにはいかない。という対抗心から並べてみる。


 「まんがで身につく孫子の兵法」と「マンガでわかる孫子式戦略思考」で、孫子アイドルを挟んでパシャリ。当然、ビジネス応用には孫子兵法家の漫画の方が役に立つわけだが、「孫子のアイドル兵法!」は連載で今後も続いて行くから、今後に期待。少なくとも、こうした漫画があることで若い人が、孫子の存在を知り、興味を持ってくれることは大変喜ばしい。社会に出たら、拙著を読んでさらに孫子の理解を深めて欲しいと思う。
 そして可愛いアイドルと言えば、橋本環奈ちゃんがイメージキャラクターを務めるAI秘書にも注目してくれるといい。生産性向上のためには欠かせない存在になるはずだ。孫子とアイドルに興味がある人は、きっとAI秘書も気に入ってくれるだろう。

キングダム45巻のあとがきに!

2017-01-31

 青年コミックで絶大な人気を誇る、あのキングダムの最新第45巻の「作者あとがき」に、不肖、長尾一洋、登場しております。いやぁ、こんなことを書くのは、自慢たらしいというか、勝ち馬に乗る便乗商法のようで気が引けて躊躇していましたが、実際にキングダム連載10周年を記念して昨年3月に発刊された「キングダムで学ぶ乱世のリーダーシップ」(集英社)の売上が、この45巻発売と同時にまたジリジリと上がって来て、感謝の気持ちを伝えないわけには行かないということで、敢えて書かせていただきます。
 まずは、キングダム45巻と拙著とのツーショット。こちらのご縁です。感謝。


 まだキングダムをお読みでない方は是非、45巻フルセットの大人買いをしてください。漫画ではありますが、秦の始皇帝が中華統一を果たす辺りの史実にも照らして書かれた歴史エンターテインメントです。そして、私がそこからリーダーシップの要諦を抽出したように、リーダーとしての在り方を学べる教材にもなります。週刊ヤングジャンプに連載されているので、そちらで読まれている方も多いのでしょうが、やはりコミックスでまとめ読みをしたいところです。
 このコミックスが、なんと累計で2800万部突破。さらにこの45巻もすぐに重版が決定したようですのでさらに部数が伸びていくことは確実です。聞くところによると、45巻もあるような長編で、コミックスの部数が落ちないのは珍しいそうです。1巻から読んで、普通は途中で飽きたり、挫折するところが、このキングダムは最新巻までしっかり読まれるということらしい。
 そんな人気漫画の10周年記念企画で、声をかけていただいたことにまず感謝。そして、今回作者の原先生が2016年を振り返って「作者あとがき」に「長尾さんありがとう」と名指しで触れていただいたことに感謝。原先生は私よりも10歳下ではありますが、このご縁にずっと乗っからせていただきます!!「あとがき」は手書きでこんな感じ。


 もうなんだかすっかり身内みたいな気分になって、昨年原先生が情熱大陸に出たり、Eテレのスイッチインタビューに出たりした時はテレビに噛り付いて必死に応援。収録されたものなんだからそこで応援してもどうにもならないし、応援しなくてもキングダムは充分売れているわけだが、やはり応援。もっと売れてくれると「キングダムで学ぶ乱世のリーダーシップ」ももっと売れる(笑)。
 さらに集英社さんにも感謝しなければならない。キングダムの公式サイトには、AKB48グループの二代目総監督、横山由依さんとの対談記事のバナーをガーンと大きく載せてもらっている。ありがたい。感謝。現役アイドルにも会えたし。対談記事は週刊プレイボーイにも掲載された。感謝。そして「キングダムで学ぶ乱世のリーダーシップ」のバナーも配置してもらっている。感謝。
 おまけに編集を担当していただいた方には、また新たな企画の話もいただいている。集英社さんには頭が上がらない。感謝。
 あとは、キングダムの映画化を待つばかり。映画化されたら映画解説記事でも週刊プレイボーイに書かせてもらいたい(笑)。
 ということで、キングダムの原泰久先生と集英社さんに深く感謝。ありがとうございます。キングダム人気のますますの隆盛をお祈りいたします。

最強寒波に負けず

2017-01-17

 1月から弊社の新年度が始まる。年が改まり年度も改まることで区切りは良いが、何かとバタバタする。そして、1月には、全国から社員が集まって経営方針の発表などを行う「全社大会」を開催している。滅多に会わない社員も多いから、こういう機会があるのは嬉しい。ちなみに、こちらは嬉しいが、社員の側が嬉しがっているかどうかは不明。そこで少しでも喜んで参加していただけるように、方針発表などは初日の半日だけで、あとは宴会。そして翌日は観光だ。毎年、どこへ行こうかと悩むことになるが、会社として、周囲に似た山(存在)がなく、日本一である富士山を目指しているので、どうしても富士山が見えるところに行きたくなる。その結果、毎年似たようなところになったりする。
 今年は、山中湖と河口湖のちょうど中間あたりのホテルになった。なかなか有名なホテルらしく、富士山が見える露天風呂とか抹茶サービスとか太鼓のショーなども充実。社員の皆さんは喜んでくれただろうか・・・。何しろ、露天風呂も寒過ぎて、とてもゆったりとは入っていられなかった。最強寒波の到来とぶつかったからだ。
 大学入試センター試験とモロ被りの、1月14日15日。日本全国雪景色。そんな中で富士山に行くわけだから、大雪で辿り着けないのではないかと心配したが、富士山周辺はちょうど晴れていた。但し、寒さは最強。二日目の朝はマイナス10度だと言われて、余計寒くなったくらいだ。道理で朝入った風呂も寒かったわけだ。
 寒かったけれども、晴れてくれて良かった。全国からは雪で大変だというニュースが届いたが、ちょうどそこだけは最強寒波にも負けず、まるで弊社の未来を祝福してくれるかのように晴れていた。
 二日目は朝から富士急ハイランドへ。ジェットコースターやおばけ屋敷で有名な遊園地だ。いい歳して遊園地なんて行きたくもないが、若い社員も多いので、たまには良いだろう。だが、寒い。氷点下だ。だからジェットコースターは低温のため運行停止。おばけ屋敷には何があっても入りたくない。已む無く動いているアトラクションに乗って時間を潰す。最強寒波が来ていると言うのに、案外人がいて、それなりに行列が出来ている。「このくそ寒いのに何が楽しくて来ているのか」と自分も来ているのに文句を言いながら寒さに耐える。ただ、晴れてはいるので日差しがあると暖かい。これはジェットコースターも動くかなと待っていたら、徐々に動き始めた。
 そこで乗ったのが、「ええじゃないか」というジェットコースターだ。ジェットコースターと言っても普通のものではない。座席は回転するわ、レールも回転するわ、と思ったらヒネリまで・・・寒いのに、靴も脱がされ、マフラーも取れと言われ、メガネや時計も外されるというヤツだ。いい歳してこんなものに乗りたくもないが、社員の皆さんに引き連れられて体験。ふぅ~。
 極寒の中グルグル回って疲れたので、次は観覧車に乗った。観覧車と言えば、「ストラテジック・セールス」という営業手法のメインコンセプトなのだが、一度乗ったら途中で降りられないという状況に置かれる。これをあえて体感するために男性社員と2名で搭乗。11分間降りられず。ひたすら密室で耐えなければならない。その観覧車から撮った写真がこちら。あいにく富士山には雲がかかっていたが、さすがに景色は良い。観覧車のゴンドラの中からスマホで撮ったので写真はイマイチだが。


 「ストラテジック・セールス」における観覧車の役割は、期日管理による顧客アプローチタイミングの適正化にある。しかし、今後はこれがIoTの活用によって必要なくなるのではないか・・・なんてことを富士山を見ながら観覧車の中で考えてみる。観覧車に乗って観覧車コンセプトを見直すなんて洒落ている。と、勝手に自分で悦に入る。
 そして、昼食は山梨の郷土料理、宝刀(ほうとう)だ。孫子の兵法で有名な甲斐の武田信玄が刀で具材を切り刻んだから宝刀という名がつけられたという逸話もある料理だ。孫子兵法家としては、食べて帰らないわけにはいかない。富士急ハイランド内には、「甲斐宝刀信玄館」というレストランまである。武具が飾ってあったり、「武田二十四将図」を模したような壁画が描かれていたりと、信玄ワールド全開。孫子兵法を通じて、武田信玄とはまるで親戚のような気分でいるから、なかなか楽しかった。宝刀もうまいし身体も温まる。
 ということで、今年の全社大会は終了。帰りはまた雪の影響で新幹線が遅れたりして大変だったが、富士山周辺が最強寒波にも負けず雪が降らなかったので、今年の幸先は良いことにする。

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